the DPRKが韓米合同演習を「軍事挑発」と非難 対抗行動も示唆
the DPRKが韓米合同演習を「軍事挑発」と非難
2025年8月に予定されていた韓国(ROK)と米軍の大規模な合同軍事演習をめぐり、朝鮮民主主義人民共和国(the DPRK)が強く反発し、「軍事挑発」と非難しました。本稿では、その声明のポイントと、朝鮮半島の安全保障にとって何を意味するのかを整理します。
11日間の大規模演習に「絶対の任務」
the DPRKの国防相ノ・グァンチョル氏は、韓国と米軍が計画する11日間の演習について、国家安全保障に対する「現実的で危険な脅威」だと指摘しました。国営メディアの朝鮮中央通信(KCNA)を通じて発表された声明で、同氏は、the DPRK軍には国家の安全を守る「絶対の任務」があると強調しました。
声明では、the DPRKの軍は韓米の「戦争演習」に対し、「徹底的かつ断固とした対抗態勢」で臨み、主権国家としての権利を厳格に行使するとしています。
韓米合同演習の狙いと日程
韓国と米国は、毎年実施している合同演習について、今年は8月18日から始めると発表していました。演習は11日間の日程で、核戦争の脅威を想定した新たな安全保障戦略のもと、指揮統制や部隊の動員能力を検証することが目的とされています。
一方で、韓国と米国は、悪天候の影響を理由に、野外機動訓練の主要部分については翌月に分けて実施するとして、日程の一部を延期すると説明しました。
「主権的権利」を前面に出すthe DPRK
ノ国防相の声明は、演習を単なる訓練ではなく、「直接的な軍事的挑発」と位置づけ、the DPRKの主権と安全保障への深刻な侵害だと訴える内容でした。ここには、軍事的な圧力には対抗措置で応じるという姿勢を明確に示す狙いがあるとみられます。
the DPRK側が「主権的権利の行使」を繰り返し強調している点は、外部からの圧力に対して一方的に譲歩することはないというメッセージでもあります。こうした表現は、国内向けには結束を促し、対外的には抑止力を示す役割を持ちます。
緊張の応酬が生まれやすい構図
韓国と米国にとって、合同演習は同盟関係を確認し、有事への備えを高めるためのものと位置づけられています。しかし、the DPRKはこれを自国への「攻撃準備」と受け止めており、演習のたびに緊張が高まりやすい構図が続いています。
一方の側が抑止力を高めるつもりで行う軍事行動が、他方からは脅威として認識され、さらに強い軍事的メッセージで応じる——その積み重ねが、予期せぬエスカレーション(事態のエスカレート)を招く可能性も否定できません。
朝鮮半島情勢をどう見るか
今回のthe DPRKの強い反発は、朝鮮半島の安全保障環境が依然として不透明で、わずかな動きでも相互不信を深めかねない現状を映し出しています。軍事演習そのものの是非に加え、「相手がどう受け止めるか」という視点が、あらためて問われています。
日本を含む周辺地域にとっても、朝鮮半島情勢の安定は直接の関心事です。今後も、韓国・米国とthe DPRKの間でどのような対話や調整が行われるのか、そして軍事的な動きがどのように変化していくのかを、注意深く見ていく必要があります。
Reference(s):
cgtn.com








