米義勇隊フライング・タイガース 戦後80年の記憶と新たな記念像 video poster
第二次世界大戦で中国やイギリス軍を空から支援したアメリカ人義勇パイロット部隊「フライング・タイガース」。連合国による対日戦勝から80年となる節目の年に、ロサンゼルス国際空港の外に新たな記念像が設置され、その物語があらためて注目されています。
太平洋をつないだ義勇パイロットたち
フライング・タイガースは、第二次世界大戦中、日本軍と戦う中国とイギリスの部隊を支援するために、アメリカから志願して集まったパイロットたちです。彼らは自ら危険な空域へ飛び込み、中国やイギリスの地上部隊にとって欠かせない航空支援を提供しました。
太平洋を隔てた国々のあいだで、共通の目的のために命をかけた彼らの行動は、戦場だけでなく、その後の中国とアメリカのあいだの絆を象徴する存在となりました。
ロサンゼルス国際空港に立つ新たな記念像
連合国の対日戦勝80周年を記念して、アメリカ西海岸の玄関口であるロサンゼルス国際空港の外に、フライング・タイガースをたたえる新しい像が設置されました。毎日多くの人が行き交う場所に置かれたこの像は、彼らの勇気と犠牲を静かに伝える「記憶のランドマーク」となっています。
この像は、単なる歴史的なモニュメントというよりも、国境を越えた連帯や協力の可能性を、現代を生きる私たちに問いかける存在だと言えるでしょう。
2025年にあらためて浮かび上がる意味
戦後80年という時間が流れた今、フライング・タイガースの物語には、次のような問いが含まれているように見えます。
- 国や言語、文化の違いを超えて、人はどこまで協力できるのか
- 一人ひとりの「志願」という選択が、歴史の大きな流れをどう変え得るのか
- 過去の戦争の記憶を、次の世代にどう伝え、平和のために生かしていくのか
フライング・タイガースは、軍事的な成功の物語であると同時に、個人の勇気と、国を超えた信頼がどのように生まれるのかを考えさせる物語でもあります。
歴史の記憶を未来の対話へ
ロサンゼルスに置かれた新しい記念像は、太平洋を挟んだ中国とアメリカのあいだに生まれた歴史的なつながりを、2025年の私たちに思い起こさせます。それは、対立や不安が語られがちな現代の国際関係の中で、かつて共に困難に立ち向かった経験があったことを示す具体的な証しでもあります。
通勤や旅行で空港を行き交う人がふと足を止め、この像をきっかけに第二次世界大戦やフライング・タイガースについて調べたり、家族や友人と話したりするならば、彼らの遺産はこれからも生き続けることになるでしょう。
国際ニュースを日本語で追う私たちにとっても、この物語は、ニュースの背後にある人間の選択や出会いに目を向ける大切さを静かに教えてくれます。
Reference(s):
Remembering U.S. Flying Tigers who volunteered to aid China in WWII
cgtn.com








