国連本部ツアーをCGTNが案内 80年の歴史と4,200万人の足跡 video poster
創設から80年を迎えた国連のニューヨーク本部では、1952年から一般向けのガイドツアーが行われ、これまでに4,200万人以上が参加してきました。国際メディアCGTNのXu Dezhi記者は、このガイドツアーに同行し、視聴者を「国連の中」へ案内しています。本記事では、その企画が映し出す国連像と、ガイドツアーが持つ意味を整理します。
80年を迎えた国連とニューヨーク本部
創設から80年を迎えた国連は、ニューヨークに本部を構えています。この本部は、外交官や職員だけでなく、世界各地から訪れる人びとが集まる場所でもあります。
本部の建物は、各国の代表が集まり議論する会議場や、平和や人権をテーマにした展示スペースなど、多くの空間で構成されています。ガイドツアーは、こうした「世界の意思決定の現場」を、一般の来訪者が間近に感じられる数少ない機会となっています。
1952年から続くガイドツアー──参加者は4,200万人超
ニューヨーク本部でのガイドツアーは1952年に始まりました。それ以来、これまでに4,200万人以上が参加してきました。この数字は、国連という組織が世界の人びとにとってどれだけ身近で、同時に関心の対象であり続けているかを示しています。
参加者の多くは、修学旅行や研修で訪れる学生や、観光の一環として立ち寄る旅行者などです。ツアーを通じて、ニュースで見るだけだった国連を、自分の目で確かめることができます。
- 実際の会議が行われる場の雰囲気を知る
- 国連が掲げる平和・開発・人権などの課題を、展示や解説を通じて学ぶ
- 「世界はどうやって話し合いをしているのか」を具体的に想像できる
CGTN記者が案内する「中から見る国連」
こうしたガイドツアーの様子を、CGTNのXu Dezhi記者が視聴者とともに体験する形で伝えています。カメラは、ガイドに案内されながら本部の内部を歩き、廊下や会議場、展示エリアなどを順にたどります。
画面越しにツアーを追うことで、視聴者は次のようなポイントに自然と目を向けることになります。
- 国連の建物や空間のつくりが、どのような価値やメッセージを表しているのか
- ガイドがどのテーマに時間を割き、どのような言葉で国連の役割を説明しているのか
- 日常的にニュースで聞く「国連決議」「会合」などの言葉が、どのような現場から生まれているのか
現場の映像とともに説明を聞くことで、「国連=遠い存在」というイメージは少しずつ崩れ、具体的な場所や人の活動として立ち上がってきます。
国連を身近に感じることの意味
2025年の世界は、紛争、気候変動、格差など、さまざまな課題に直面しています。国連は、その多くの場面で名前が挙がる存在ですが、実際に何をしているのかは見えにくい側面もあります。
ニューヨーク本部のガイドツアーや、それを伝えるメディアの企画は、国際機関を「遠い誰かのもの」から「自分ごと」に近づけるきっかけになり得ます。
- 決定のプロセスや現場の雰囲気を知ることで、国際ニュースをより立体的に理解できる
- 国連に対する期待だけでなく、限界や課題についても冷静に考える視点を持ちやすくなる
- 自分や自分のコミュニティが、国際社会とどう関わり得るかを考えるヒントになる
読者への問いかけ──「中から見た国連」から何を考えるか
もしあなたが国連本部のガイドツアーに参加できるとしたら、どのような点を見てみたいでしょうか。会議の雰囲気、展示に込められたメッセージ、職員の働き方──注目するポイントによって、見えてくる国連の姿は変わってきます。
創設から80年を経ても、国連は「完成した仕組み」ではなく、各国と人びとの期待や批判を受けながら変化を続ける組織です。ニューヨーク本部のツアーや、CGTNのような国際ニュースの現場レポートを手がかりに、国連との距離感をあらためて考えてみることが、これからの国際社会を理解する一歩になるのではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








