自民党総裁選が本格化 5人が次期首相の座を争う
自民党総裁選が始動 5人が与党トップと次期首相の座を争う
日本の与党・自由民主党(自民党)で、新しい党総裁を選ぶ総裁選挙の投票が土曜日に始まりました。総裁は事実上、次の首相となるポストであり、2025年終盤の日本政治の行方を左右する重要な局面となっています。
石破総裁の辞任を受けた2025年の総裁選
今回の総裁選は、先月(2025年11月)に自民党総裁の石破茂氏が辞任したことを受けて実施されています。党のトップが交代するたびに、日本の政策の優先順位や政権運営のスタイルが変わる可能性があるため、国内外が注目するイベントです。
投票は590票 議員票と党員票が半々
報道によると、総裁選の第1回投票は合計590票で構成されています。
- 自民党所属の国会議員による票:295票
- 一般の党員や登録支持者に割り当てられた票:295票(得票に応じて比例配分)
国会議員票と、いわゆる党員・党友票が同じ重さで扱われる仕組みとなっており、国会内の力学だけでなく、全国の支持者の声も結果を左右する構図です。
5人の候補者と現在の肩書き
今回、総裁の座を争うのは次の5人です。いずれも政権中枢や重要ポストを経験した顔ぶれで、2024年の総裁選にもそろって名を連ねていました。
- 茂木敏充氏:自民党の元幹事長
- 林芳正氏:官房長官
- 小泉進次郎氏:農相(農林水産大臣)
- 高市早苗氏:元経済安全保障担当相
- 小林鷹之氏:元経済安全保障担当相
5人全員が昨年(2024年)の総裁選にも立候補しており、その際は候補者が9人にのぼる過去最多の争いとなりました。今回は同じ5人が再び名乗りを上げ、改めて自民党の方向性が問われる選挙となっています。
過半数で即決か、上位2人の決選投票か
総裁選の第1回投票で、いずれかの候補が全590票のうち過半数を獲得すれば、その時点で新総裁に選出されます。一方、過半数に届く候補が出なかった場合は、上位2人による決選投票にもつれ込む仕組みです。
決選投票では、国会議員の票がより大きな意味を持つのが一般的で、党内の人間関係や派閥間の連携が結果に影響しやすいとも言われます。第1回投票の票読みと、その後の駆け引きが注目されます。
なぜ総裁選がほぼ次期首相選びになるのか
新しい自民党総裁が決まると、次のステップとして国会で首相指名選挙が行われます。形式上は国会が首相を選ぶ形ですが、最大与党の党首が首相に指名されるのが日本政治の慣例です。
現在、与党勢力は衆議院と参議院の両方で過半数を確保できていないものの、自民党はなお最大の議席数を持つ政党です。このため、新総裁は他党の協力を得ながら、首相指名選挙で指名を受ける可能性が高く、事実上「次期首相を決める選挙」として位置づけられています。
昨年に続く同じ顔ぶれ 自民党はどこへ向かうのか
2024年の総裁選に続き、今回も同じ5人の候補が立候補したことは、自民党内での勢力図が大きくは変わっていないことを示しているとも受け止められます。一方で、石破氏の辞任を経て、党がどのように刷新されるのかが問われています。
総裁選をめぐっては、次のような点が注目されています。
- 党内の議員票と、全国の党員・支持者の声がどのようなバランスで現れるのか
- 経済運営、安全保障、少子化対策など、どの政策分野を優先するリーダーが選ばれるのか
- 長期安定政権を志向するのか、それとも世代交代や変化を前面に打ち出すのかというイメージ
こうした論点は、日本の有権者だけでなく、海外の政府や投資家、国際機関にも影響を与えるテーマです。
私たちの暮らしと国際社会への意味
次の自民党総裁、そして首相となる人物は、今後の日本の税制、物価対策、エネルギー政策、防衛政策、さらには外交方針まで、幅広い分野で決定権を持つことになります。
特に物価上昇への対応や賃金の行方、安全保障環境が変化する中での防衛力整備などは、日々の生活や働き方にも直接影響するテーマです。誰が総裁に選ばれ、どのような優先順位で政策を進めるのかは、一人ひとりの暮らしと密接につながっています。
2025年終盤という節目で行われる今回の自民党総裁選は、日本の政治の次の章をどのように描くのかを占う試金石と言えます。結果だけでなく、候補者が何を語り、どんな論点が浮かび上がるのかにも注目したいところです。
Reference(s):
Japan's ruling Liberal Democratic Party begins voting for new leader
cgtn.com








