フランスで新首相指名へ ルコルニュ首相「48時間以内」と発言
フランスで新首相指名へ、48時間以内の見通し
フランスのセバスチャン・ルコルニュ首相は、水曜日の夜のテレビ番組で、エマニュエル・マクロン大統領が今後48時間以内にも新しい首相を任命する見通しだと述べました。国内の政治的な行き詰まりが続く中での発言で、フランス政治の先行きに注目が集まっています。
ルコルニュ氏「前に進む道はある」
ルコルニュ氏は公共テレビ局France 2のインタビューで「前に進む道があると感じている」と語り、現在の状況は大統領が任命に踏み切ることを可能にしていると説明しました。新首相の人選については「最終的な協議を行うのは大統領だ」と述べ、決定権はマクロン氏にあることを強調しました。
早期大統領選の要求には否定的
一方で、野党勢力からは、政治的な行き詰まりを解消するためにマクロン氏が早期大統領選挙を実施すべきだとの声が上がっています。これに対しルコルニュ氏は「今は大統領を替える時ではない」と述べ、このタイミングでの大統領選には否定的な姿勢を示しました。マクロン氏は「然るべき時に」国民に向けてメッセージを発するとみられています。
焦点の年金改革「議論再開への道を探るべき」
ルコルニュ氏は、フランス国内で大きな争点となっている年金改革についても言及しました。改革の是非をめぐる議論は一時中断していますが、「議論を再開するための道を見つけるべきだ」と述べ、審議を止めたままにはできないとの考えを示しました。
また、年金改革を凍結した場合、2027年には少なくとも30億ユーロ(約35億ドル)の追加コストが発生すると警告し、中長期的な財政負担の重さを強調しました。
2026年予算案も「完璧ではないが」来週提示へ
ルコルニュ氏は、2026年のフランスの予算案について、早ければ翌週の月曜日にも閣議に提示される可能性があると述べました。ただし、この案については「完璧なものにはならない」とも語り、幅広い議論と修正が避けられないとの見通しを示しています。
就任から1か月足らずでの辞任
ルコルニュ氏はマクロン大統領に首相として任命されてから1か月も経たないうちに、月曜日に辞任を表明しました。その前日には一部の閣僚名簿を発表したばかりで、内閣づくりが途上の段階での辞任となりました。
それでもルコルニュ氏は、水曜日のインタビューで新首相任命の見通しや政策課題について語っており、フランス政治が次の局面へ移る準備段階に入っていることをうかがわせます。
これからの注目ポイント
今回の動きは、フランス国内だけでなく、欧州や国際社会にとっても無視できないニュースです。今後の主な注目点を整理します。
- マクロン大統領が今後48時間以内にどのような人物を新首相に指名するのか
- 年金改革をめぐる国会審議がどのタイミングで、どのような形で再開されるのか
- 2026年予算案をめぐり、与野党がどこまで歩み寄れるのか
- 早期大統領選挙を求める声が今後強まるのか、それとも沈静化するのか
フランスの政治プロセスはしばしば複雑に見えますが、年金制度や財政規律といったテーマは、日本を含む多くの国に共通する課題でもあります。フランスの議論の進み方を追うことは、私たち自身の社会や政治を考えるヒントにもなりそうです。
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Reference(s):
Lecornu says new French PM expected to be appointed within 48 hours
cgtn.com








