トランプ米大統領、ガザ合意「間近」で今週末の中東訪問を示唆
ガザ地区をめぐる停戦合意に向けた協議が大詰めを迎える中、トランプ米大統領が今週末にも中東を訪問する可能性を示唆しました。エジプトやカタール、トルコなどが仲介するガザ合意の行方に、世界の関心が集まっています。
トランプ大統領「合意は非常に近い」
現地時間の水曜日、トランプ米大統領はホワイトハウスで記者団に対し、ガザをめぐる合意について「交渉は非常によく進んでいる」と述べ、合意が「非常に近い」との見方を示しました。
そのうえで、「週の終わりごろに現地を訪れるかもしれない」として、今週末にも中東を訪問する可能性に言及しました。ガザ合意がまとまるタイミングに合わせて訪問する構想とみられます。
エジプトの保養地で続くイスラエル・ハマス間接協議
イスラエルとハマスの間接協議は、水曜日で3日目に入り、エジプトの紅海沿いのリゾート地シャルム・エル・シェイクで行われています。会場には、仲介役としてエジプトやカタール、トルコ(Türkiye)の高官が参加しているほか、米国からは中東特使のスティーブ・ウィトコフ氏と、トランプ大統領の娘婿にあたるジャレッド・クシュナー氏も加わっています。
交渉は間接的な形で進められ、協議は「極めて重要な段階」に入っているとされています。一方で、ガザでは依然として戦闘が続いており、現地の緊張が続くなかでの政治交渉となっています。
エジプト大統領が「署名式」に招待
エジプトのアブデルファッターハ・エルシシ大統領は水曜日、進行中の協議が合意に達した場合、署名式を開催する意向を示し、トランプ大統領に出席を招待しました。トランプ大統領がこれを受け入れれば、合意の場に直接立ち会う可能性も出てきます。
署名式が実現すれば、エジプトにとっては仲介役としての存在感を示す場となるほか、米国にとっても中東和平プロセスへの関与をアピールする機会となります。
今回の動きのポイント
- ガザで戦闘が続くなか、イスラエルとハマスの間接協議が3日目に入り、大詰めの局面を迎えていること。
- トランプ大統領が「合意は非常に近い」と述べ、今週末にも中東訪問の可能性を示したこと。
- エジプト、カタール、トルコ、米国など複数の国がそろって仲介に当たり、エジプト大統領が合意署名式への出席をトランプ大統領に要請していること。
なぜ重要なのか──ガザ情勢と国際社会
ガザ情勢をめぐる合意は、現地の戦闘の行方だけでなく、中東全体の安定や各国の外交関係にも影響を与えます。こうした協議では、停戦や人道支援の拡大、拘束された人々の扱いなどが主な論点となるのが一般的です。
今回、エジプトのリゾート地に主要な仲介国と米国の担当者が集まり、トランプ大統領自身も現地入りを検討しているという事実は、関係各国が合意の成立に強い意欲を持っていることを示しています。
今後の見通し
現在、協議はすでに「重大な局面」に入っているとされており、今後数日が山場になるとみられます。合意に向けた交渉が順調に進めば、今週末にもトランプ大統領が中東を訪問し、エジプトでの署名式に立ち会う可能性があります。
一方で、ガザでは戦闘が続いており、交渉が土壇場で難航するリスクも残っています。合意が成立するかどうか、そしてトランプ大統領の中東訪問が実現するのか。今後の数日間の動きが、ガザ情勢の転機となるかどうかを左右しそうです。
Reference(s):
Trump says he may go to Middle East this weekend for Gaza deal
cgtn.com








