アフガニスタン北部でM6.4の地震 USGSはM6.3、被害拡大の懸念
アフガニスタン北部で強い地震が発生しました。中国地震局ネットワークセンターなどの観測によると、マグニチュード6台前半の地震で、米国の警報システムは深刻な被害のおそれを示す評価を出しています。
アフガニスタン北部でM6.4の地震
中国地震局ネットワークセンターによりますと、現地時間の月曜日、アフガニスタンでマグニチュード6.4の地震が発生しました。震源の深さは約20キロとされています。
米国地質調査所(USGS)は、この地震の規模をマグニチュード6.3と分析し、震源は同国北部の主要都市マザリシャリフ近郊としています。マザリシャリフはアフガニスタン北部で最大級の都市の一つで、周辺地域への影響も懸念されます。
なぜマグニチュードが「6.4」と「6.3」で違うのか
同じ地震でも、観測機関によってマグニチュードの値が0.1程度異なることは珍しくありません。観測に使う地震計の分布や、解析に用いる計算モデルがそれぞれ異なるためです。
今回も、中国地震局ネットワークセンターはM6.4、USGSはM6.3としていますが、どちらも「強い地震」であることに変わりはありません。震源の深さが20キロ程度と比較的浅いため、震源近くでは強い揺れとなった可能性があります。
USGSのPAGERがオレンジ警報 示される被害リスク
USGSは、地震発生後の影響を評価する「PAGER(ペイジャー)」という自動解析システムを運用しています。今回の地震についてPAGERはオレンジ警報を出し、「重大な人的被害が発生する可能性が高く、災害が広範囲に及ぶおそれがある」との評価を示しています。
PAGERの警報色は、被害の可能性に応じて複数の段階に分かれています。オレンジは上から2番目に高いレベルとされ、次のような状況が想定されます。
- 多くの死傷者が出るおそれ
- 建物被害が広範囲に及ぶ可能性
- 救助活動や医療・インフラへの大きな負荷
現地の具体的な被害状況は今後明らかになっていくとみられますが、PAGERの評価からは、国際社会による支援が必要となる規模の災害となる可能性も読み取れます。
震源近くの都市マザリシャリフとは
USGSによれば、震源は北部の都市マザリシャリフ付近です。マザリシャリフは、アフガニスタン北部の交通や経済の拠点とされる都市で、周辺には多くの人びとが暮らしています。
アフガニスタンは中央アジアと南アジアの境界付近に位置し、地殻変動が活発な地域にあります。そのため、これまでも各地で大きな地震が発生してきました。耐震性の低い建物が多いと指摘される地域もあり、同じ規模の地震でも、被害が大きくなりやすいという構造的な弱さを抱えています。
私たちが注視すべきポイント
今回のアフガニスタン地震では、今後、次のような点が焦点となっていきそうです。
- 余震の発生状況と、さらなる建物倒壊などのリスク
- 震源近くの都市部や農村部での被害の広がり
- 現地当局や国際機関による支援体制の立ち上げ
- 道路や通信などのインフラの復旧状況
大規模災害が起きた際には、SNS上で真偽不明の情報や画像が急速に拡散することがあります。国際ニュースを追う私たちとしては、信頼できるニュースメディアや公的機関の発表を確認しながら、冷静に状況を把握することが重要です。
地球規模の災害とどう向き合うか
遠く離れたアフガニスタンの地震ニュースは、一見すると日常生活からは遠い出来事に思えるかもしれません。しかし、地震という自然災害そのものは、日本を含め世界の多くの地域が共通して直面しているリスクでもあります。
海外で起きた大規模地震の情報に触れることは、自分たちの地域の防災や備えを見直すきっかけにもなります。住んでいる地域のハザードマップを確認したり、家族で避難経路を話し合ったりといった行動は、どの国に暮らしていても共通してできる備えです。
今回のアフガニスタン地震については、被害の全体像や復旧の見通しなど、今後も続報が伝えられていくとみられます。newstomo.comでは、国際ニュースを日本語で分かりやすく伝えながら、世界で起きている出来事を自分ごととして考えられる視点を今後もお届けしていきます。
本記事は、中国地震局ネットワークセンターおよび米国地質調査所(USGS)が公表した情報をもとに、ロイター通信の配信内容などを参照して構成しています。
Reference(s):
cgtn.com








