マレーシア洪水で避難1万8,000人超 10州に被害広がる国際ニュース
マレーシアで続く洪水により、避難者が1万8,000人を超えています。北東モンスーンの大雨の影響が10州に及び、各地で住民の避難と救援活動が続いていると当局が明らかにしました。
主なポイント
- マレーシア全体で避難者は1万8,000人超
- ケランタン州だけで9,700人以上が避難
- スランゴール州で2,718人、ペラ州で2,881人が避難
- 政府は10万人超の人員と装備を動員
- 全国試験は対策を講じた上で実施予定
- 気象当局は大雨と強風の継続に警戒を呼びかけ
1万8,000人超が避難、10州に影響
当局によると、マレーシアでは北東モンスーンの影響による大雨が続き、火曜日時点で避難者数は1万8,000人を超えました。洪水被害は少なくとも10州に広がっており、住宅地やインフラを中心に影響が出ています。
なかでも、数日間にわたり激しい雨に見舞われているケランタン州では、現地時間の正午時点で9,700人以上が避難し、40カ所の避難センターに身を寄せていると報告されています。
そのほか、首都圏を含むスランゴール州で2,718人、ペラ州で2,881人が避難しているとされ、残りの避難者も各地の州に分散している状況です。
政府は10万人超を動員し対応強化
マレーシア政府は、広範囲に及ぶ洪水被害に対し、大規模な人員と装備を投入しています。行政トップの一人にあたるシャムスル・アズリ・アブ・バカル官房長官は、複数の機関から10万人を超える要員と各種資機材を動員し、被災州の支援にあたっていると説明しました。
こうした要員は、住民の救助や避難誘導、物資輸送、インフラの安全確認などを担っているとみられます。広い範囲で洪水が発生していることから、複数機関が連携して対応にあたる体制が重視されています。
全国試験は実施へ 教育現場も対応を模索
洪水が続くなかでも、教育現場では重要な全国レベルの試験を予定通り実施する方針が示されています。ウォン・カフ・ウォン教育副大臣は、当局が非常時のための標準的な手順や仕組みを整備しており、受験生が安全に試験を受けられるよう対策を講じていると説明しました。
具体的には、避難者の多い地域での会場確保や、移動が困難な受験生への対応など、複数のシナリオを想定した準備が進められているとされています。災害下でも学びと試験の機会を確保しようとする姿勢がうかがえます。
首相は対応を評価、現場に最大限の支援を指示
アンワル・イブラヒム首相は記者会見で、国家災害管理庁の備えと対応におおむね満足していると述べました。そのうえで、すべての関係機関に対し、被災した地域社会を支援するため最大限の努力を続けるよう指示したとしています。
首相の発言は、今後も状況が変化しうるなかで、政府として継続的に現場を支え、必要に応じて追加の措置もとる用意があることを示したものといえます。
気象当局は大雨と強風の継続に警戒呼びかけ
マレーシアの気象当局は、北東モンスーンの影響による大雨と強風が引き続き予想されるとして、警戒を呼びかけています。すでに多くの地域で河川の水位上昇や土砂災害のリスクが高まっており、今後の雨量によってはさらなる避難が必要となる可能性もあります。
住民に対しては、最新の気象情報や当局からの指示を確認し、早めの避難や安全確保に努めるよう求められています。
マレーシア洪水の国際ニュースをどう読むか
今回のマレーシア洪水は、短期間に広い範囲で避難者が急増した点が特徴的です。10万人規模の要員動員や、災害下でも全国試験を実施するための準備などからは、行政や教育現場が有事の継続性を重視している様子が見て取れます。
同時に、気象当局が大雨と強風の継続を警告していることから、状況はまだ予断を許しません。国際ニュースとしてこの洪水を追うことは、気候や季節風の影響を受けやすい地域社会が、災害とどう向き合い、生活や教育をどう守ろうとしているのかを考えるきっかけにもなります。
日本からニュースを読む私たちにとっても、災害発生時にどのように情報が共有され、政府や学校がどのような優先順位で対応するのかを見つめ直す材料となりそうです。
Reference(s):
cgtn.com







