ガザ南部で子ども2人死亡 イスラエル軍の攻撃激化
ガザ南部で子ども2人死亡 イスラエル軍の攻撃激化
国際ニュースとして注目されるガザ情勢で、ガザ地区南部ハンユニス近郊でイスラエル軍の無人機攻撃があり、パレスチナ人の子ども2人が死亡したと、現地の医療関係者と治安当局が伝えています。停戦合意があるとされる中で攻撃が激しさを増しており、情勢の不透明感が一段と強まっています。
「黄色い線」近くのバニ・スヘイラで無人機攻撃
パレスチナの医療関係者や治安当局によりますと、ガザ地区南部ハンユニスの東に位置するバニ・スヘイラの町で、現地時間の土曜日、イスラエル軍の無人機による攻撃がありました。この攻撃で、パレスチナ人の兄弟2人が死亡したとされています。
地元のナセル病院は声明で、死亡したのは8歳と11歳の兄弟で、無人機の攻撃を受けたと説明しました。バニ・スヘイラは、ガザ停戦合意の第1段階でイスラエル軍の再配置境界を示す「黄色い線」に近い地域だとされています。
イスラエル軍は、今回の攻撃についてコメントを出していません。
金曜夜以降、ガザ各地で地上・空・海からの攻撃
パレスチナの治安当局によりますと、イスラエル軍は金曜夜以降、ガザ地区全体に対する地上、空、海からの攻撃を強めています。各地で次のような攻撃が伝えられています。
- ガザ北部のベイトラヒヤ周辺では、イスラエル軍の砲撃があったとされています。
- ガザ市内では、シュジャイヤ地区やトゥッファー地区が砲撃や爆撃を受け、戦車がザイトゥーン地区東側に向けて砲撃を行ったと伝えられています。
- 沿岸部では、イスラエル海軍がガザ市沖で発砲したという情報もあります。
- さらに南部では、ガザ中部のブレイジ難民キャンプ東側が砲撃を受けたほか、ラファ東部やハンユニス東側のカララ、バニ・スヘイラの各地域に対しても空爆が行われたとされています。
ハマス報道担当「継続的な攻撃の延長」と非難
パレスチナの組織ハマスの報道担当、ハーゼム・カーセム氏は声明で、イスラエル軍による攻撃の激化は「ガザ地区に対する継続的な攻撃の延長だ」と述べ、強く非難しました。
カーセム氏はまた、停戦合意に関わる仲介役や保証国に対し、イスラエルによる停戦合意違反を止めるために、実効性のある行動を取るよう呼びかけています。
停戦合意と民間人保護への問い
停戦合意の一部として軍の再配置ラインが定められているとされる地域に対する攻撃で、子ども2人が命を落としたことは、合意の下で民間人の安全をどう確保するのかという難しさを浮き彫りにしています。
この記事の執筆時点(2025年12月8日)でも、ガザ地区をめぐる国際ニュースは、停戦合意の履行と民間人保護をどのように両立させるのかという問いを私たちに投げかけています。今後も、現地の動きと関係各者、仲介国の対応が注目されます。
Reference(s):
2 Palestinian children killed as Israel intensifies attacks on Gaza
cgtn.com








