ハリケーン・メリッサから1カ月 キューバ東部で続く復興の現場 video poster
先月、強いハリケーン・メリッサがキューバ東部を直撃してから1カ月。今もなお、壊れた住宅や道路などの復旧作業が続いており、島全体がゆっくりと「日常」を取り戻そうとしています。
カテゴリー3のハリケーンが残した爪痕
ハリケーン・メリッサは「カテゴリー3」に分類される強い勢力で、キューバ東部を通過しました。その際、多くの住宅が損壊し、道路や橋などのインフラも大きな被害を受けました。
家を失った人びとは、親族や避難所、仮設の住まいでの生活を余儀なくされています。道路や電力網が壊れた地域では、物流や通勤、学校生活にも影響が出ています。
復旧作業は進むが、完全な回復には時間
現地を取材した中国国際テレビ(CGTN)のルイス・チリーノ記者によると、キューバでは島全体で復旧作業が続いています。壊れた道路の補修、倒壊した建物の片づけ、ライフラインの復旧など、優先度の高い作業から一つずつ進められているとされています。
それでも、完全な日常の回復まではまだ長い道のりです。被害の規模が大きい地域では、住宅の再建やインフラの全面復旧に多くの時間と資金、人手が必要になるためです。
生活再建に立ちはだかる課題
ハリケーンのような大規模災害の後には、次のような課題が生じやすくなります。
- 被災した住宅の再建や修繕に必要な資材の不足
- 道路や橋の損傷による、人や物資の移動の制約
- 観光や農業など地域経済への影響
こうした課題が重なるなかでも、人びとは少しずつ片づけを進め、壊れた家を修理し、日常を取り戻そうとしています。
ハリケーン被害から何を学ぶか
今回のハリケーン・メリッサのような自然災害は、カリブ海地域をはじめ世界各地で繰り返し起きています。復旧のニュースは、一時的な出来事として消費されがちですが、現地では1カ月が過ぎた今も、長期戦のような復興の日々が続いています。
日本に暮らす私たちにとっても、台風や豪雨、地震への備えは身近なテーマです。被災地の状況に目を向けることは、自分の地域の防災や、災害後にどのように生活を立て直していくのかを考えるきっかけにもなります。
キューバで進む復興の歩みは、時間がかかっても、地域のつながりと支え合いが大きな力になることを静かに示しています。
Reference(s):
cgtn.com








