フリースタイルW杯ルカ 女子エアリアルで中国の徐夢桃が金メダル
フィンランド・ルカで行われたFISフリースタイルスキー・ワールドカップ女子エアリアル開幕戦で、中国の徐夢桃が金メダルを獲得しました。2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪シーズンの始まりを告げる国際スポーツニュースとして注目されています。
ルカで今季ワールドカップ開幕、徐夢桃が初戦を制す
中国のベテランフリースタイルスキーヤー、徐夢桃(35)が、フィンランド北部のルカで行われた国際スキー・スノーボード連盟(FIS)フリースタイル・ワールドカップ女子エアリアルで優勝しました。今季の開幕戦で勝利をつかみ、5度目の冬季五輪出場を目指すシーズンに向けて、力強い一歩を踏み出した形です。
徐は北京2022冬季五輪の女子エアリアル金メダリストとして知られていますが、今季の初戦でもその実力を改めて示しました。厳しいコンディションの中でも安定した演技を続け、決勝で頂点に立ちました。
最難度の「バック・フルフルフル」で89.29点
この日のハイライトとなったのは、決勝で見せた最難度クラスのジャンプ「バック・フルフルフル」です。空中で3回の宙返りと複数のひねりを組み合わせる高度な技で、着地も大きな乱れなく決め、89.29点をマークしました。
主な順位と得点は次のとおりです。
- 1位:徐夢桃(中国) 89.29点
- 2位:マリオン・テノー(カナダ) 82.48点
- 3位:陳美廷(中国) 75.31点
特に2位との差は約7点と大きく、演技の難度と完成度の両面で抜きん出ていたことがうかがえます。
「とても難しい一日」 それでもやりきったベテランの言葉
徐は競技後、「今日はとても難しい一日でしたが、やりきることができました。トリプルのジャンプで質の高い演技と良い着地ができたと思います。目標は五輪でベストを尽くすことです」と語りました。
このコメントからは、経験豊富な選手であっても、開幕戦ならではの緊張やプレッシャーがあったことが読み取れます。それでも結果に結びつけたことは、技巧だけでなくメンタルの強さも健在であることを示しています。
通算30個目のW杯金メダル、その意味
今回の勝利は、徐にとって個人種目では通算30個目のワールドカップ金メダルとなりました。長年にわたって世界トップレベルで戦い続けてきた証しであり、女子エアリアルの歴史の中でも際立つ記録です。
30という節目の数字は、単なる通過点というより、これまで積み重ねてきたトレーニングと試合経験の集大成とも言えます。そのうえで、まだ次の五輪を見据えている点に、競技人生の長さと深さが感じられます。
女子エアリアルの勢力図と今後の見どころ
今回の表彰台には、中国の2選手に加え、カナダのマリオン・テノーも名を連ねました。中国勢の層の厚さとともに、他の国の若手・中堅選手が追い上げる構図も見えてきます。
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪に向けて、今季のワールドカップシリーズは、各選手の調整具合や勢力図を占う重要な材料になります。特に徐にとっては、5度目の冬季五輪にどのような状態で臨むのかを探るシーズンでもあり、一戦一戦のパフォーマンスが注目されます。
冬の国際スポーツニュースが増えていくなかで、こうした個々の選手のストーリーに目を向けると、競技を見る視点が少し豊かになります。通勤時間やスキマ時間に、結果だけでなく背景や意味も一緒に押さえておくと、次に映像で見るジャンプの迫力も違って見えてくるかもしれません。
Reference(s):
Chinese veteran Xu Mengtao wins aerials gold at FIS World Cup in Ruka
cgtn.com








