オーストラリア・シドニーのボンダイビーチで現地時間の日曜夜(午後6時40分ごろ)、群衆に向けた銃撃が発生し、少なくとも12人が死亡しました。ニューサウスウェールズ(NSW)州のクリス・ミンズ州首相が明らかにしており、NSW警察は本件を「テロ事件」と宣言しています。
何が起きたのか:現場は一時騒然
報道によると、少なくとも2人の男が高威力の銃を所持し、人々が集まる海岸で発砲しました。NSWの救急当局は、16人が病院に搬送され、ほかにも現場で治療を受けた人がいるとしています。最大で約20人が撃たれた可能性があるとも伝えられています。
午後7時前には警察が公共安全警告を出し、周辺から離れて避難するよう呼びかけました。現場の映像や写真には、ビーチから逃げる人々の様子や、地面に落ちた銃器が映っていたといいます。
容疑者と捜査:1人死亡、1人拘束
オーストラリア放送協会(ABC)によれば、容疑者のうち1人は死亡し、もう1人は身柄を拘束されています。さらに、負傷して病院に搬送された人の中に「2人目の銃撃犯」が含まれているとされています。
また、警察官少なくとも2人が負傷したと報じられています。
「いま危険はない」一方で、現場周辺は回避を要請
当局は「現在、差し迫った脅威はない」としつつ、捜査が続いているとして、引き続き現場周辺を避けるよう市民に求めています。事件直後の混乱だけでなく、二次的なリスク(人の集中、封鎖区域、捜査活動)を抑える意味合いもありそうです。
ハヌカ(光の祭り)行事との時間的近接も
事件当日の夕方には、ユダヤ教の「光の祭り」とされるハヌカを祝うため、多くのユダヤ共同体の関係者がビーチに集まっていたと伝えられています。地元紙ヘラルド・サンは、シドニーでの銃撃を受けてメルボルンのハヌカ行事が中止となり、同地のユダヤ共同体が警戒を強めていると報じました。
当局者の反応:首相「衝撃的」、州首相「深く苦しい」
アンソニー・アルバニージー豪首相は声明で、ボンダイで起きた光景を「衝撃的(shocking)」と表現。ミンズ州首相も「深く苦しい出来事」だとして、被害者や家族、現場に居合わせた人々への思いをにじませました。
判明している人物情報:ボニーリグの住宅を捜索
ABCは、匿名を条件にした法執行当局の高官の話として、銃撃犯の1人がシドニー南西部ボニーリグ(Bonnyrigg)のナヴィード・アクラム(Naveed Akram)だと報道しました。高官によると、アクラムの自宅は現在、警察が捜索しているとされています。
いま分かっていること(要点)
- 場所:シドニーのボンダイビーチ
- 発生:日曜夜、午後6時40分ごろ(現地時間)
- 死者:少なくとも12人
- 負傷:少なくとも16人が病院搬送、現場治療も
- 容疑者:1人死亡、1人拘束(報道)
- 当局対応:NSW警察は「テロ事件」と宣言、現場回避を継続要請
事件の動機や背後関係、被害者の詳細などは、現時点で十分に明らかになっていません。現地当局の続報とあわせて、今後の捜査の進展が注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








