ゼレンスキー氏、ベルリンで米特使と和平案協議 法的拘束力ある保証を要求 video poster
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、米国側の特使とともにドイツ・ベルリンに入り、ウクライナ紛争の終結に向けた協議に臨みました。2025年12月中旬のいま、戦闘の長期化が続く中で「米国が後押しする和平案」をめぐる交渉の行方に注目が集まっています。
ベルリンで再び協議へ:独首相が迎え入れ
報道によると、ゼレンスキー氏と米国の使節団は日曜日にベルリンに到着し、紛争終結に向けた新たな協議を行うため、ドイツ首相フリードリヒ・メルツ氏が首相府で出迎えました。
今回の焦点は、米国が支持する和平案をめぐる交渉です。戦況や国内事情だけでなく、欧州の安全保障全体に影響し得るため、ベルリンが協議の舞台になっている点も象徴的です。
参加メンバー:ウクライナ側はウメロフ氏、米国側はクシュナー氏とウィトコフ氏
ウクライナ側では、ゼレンスキー氏に加え、上級交渉担当者のルステム・ウメロフ氏が同行しました。
一方、米国側では、ドナルド・トランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏と、特使のスティーブ・ウィトコフ氏がベルリン入りしたとされています。複数の役割を持つ人物が同席する構図は、和平案の調整が安全保障・政治・実務の各層にまたがることを示しています。
ゼレンスキー氏の強調点:「法的拘束力ある保証」を米欧に求める
ゼレンスキー氏は、ウクライナが必要としているのは「米国と欧州の同盟国からの、法的拘束力のある確固とした保証」だと強調しました。その水準は、NATO加盟国に提供される保証に似たものであるべきだ、という認識も示したといいます。
停戦や合意文書が成立しても、それが将来の安全をどのように担保するのか——この点が、和平協議の実効性を左右します。今回の発言は、単に「合意するかどうか」ではなく、「合意の履行と抑止を何で支えるのか」を前面に出したものだと言えます。
「最新提案への返答はまだ」:交渉は“詰め”の段階に入れるか
ゼレンスキー氏は、ウクライナ側が提出した最新の和平案提案について、米国からまだ返答を受け取っていないとも述べました。
和平案は、提示されるだけでは前に進みません。相手側の反応、修正案、保証の具体化(誰が、何を、どの条件で)といった積み上げが必要です。ベルリンでの今回の協議は、そうした“空白部分”を埋められるかどうかが問われる局面になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com







