セネガル、ECOWAS委員長国に初選出 2026〜2030年任期へ
西アフリカの地域機構「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」の委員会(Commission)トップに、セネガルが2026〜2030年任期で選ばれました。地域の統合と安定が問われる局面での新体制として注目されます。
アブジャで決定、12月14日の首脳会議で
決定が行われたのは、ナイジェリアのアブジャで現地時間2025年12月14日(日)に開かれたECOWAS首脳会議(国家元首・政府首脳会議)の第68回通常会合です。セネガルがECOWAS委員会の議長職を担うのは今回が初めてとされています。
ファイエ大統領「信頼に感謝」 統合と平和・安定を強調
セネガルのバシル・ジオマイ・ファイエ大統領は、加盟国からの「信頼」に謝意を示し、より強く、より統合されたECOWASを目指す考えを表明しました。焦点として挙げたのは、地域の平和と安定です。
ECOWAS委員会議長の役割:政策実行から財務管理まで
ECOWAS委員会議長(President of the ECOWAS Commission)の主な職務には、次のようなものが含まれます。
- 地域政策の実施
- 開発プログラムの調整
- 国際的な場でのECOWASの代表
- コミュニティ機関全体における運営の実効性確保(人員配置・スタッフ管理を含む)
- 財政資源の責任ある運用の確保
つまり、象徴的な役職にとどまらず、地域の制度運営を前に進める「実務の司令塔」でもあります。
1975年設立のECOWAS、現在は12加盟国に
ECOWASは1975年に設立され、現在の加盟国は12か国とされています。2025年1月にブルキナファソ、マリ、ニジェールが脱退を表明したことを受け、枠組みは変化の途上にあります。
いまこの人事が持つ意味:統合の速度と、安定への道筋
地域機構は、貿易や経済協力だけでなく、政治的な調整や安定の土台としても機能します。今回の委員長国選出は、加盟国間で「次の統合の進め方」を再設計していく合図にも見えます。平和と安定を掲げる新体制が、政策の実行力や加盟国の合意形成をどう積み上げるのか。2026年の任期開始に向け、各国の期待と現実の間で舵取りが問われそうです。
Reference(s):
cgtn.com








