チリ大統領選、ホセ・アントニオ・カスト氏が当選 治安と移民が争点に video poster
2025年12月16日現在、チリで行われた大統領選で、右派政治家のホセ・アントニオ・カスト氏が次期大統領に選出されました。選挙戦では「治安」「移民」「犯罪」が主要テーマとなり、投票行動を大きく左右した形です。
何が起きたのか:カスト氏が58%超で勝利
報道によると、カスト氏は与党の左派連合が擁立したジャネット・ハラ氏を破り、得票率は58%を上回りました。カスト氏にとっては3度目の大統領選挑戦での勝利となります。
争点は「暮らしの不安」に直結するテーマ
今回の選挙戦を支配したのは、経済指標のような抽象度の高い議論というより、日々の生活実感に近い論点でした。とりわけ、以下のテーマが繰り返し焦点化されたとされています。
- 治安:体感治安の悪化への懸念
- 移民:流入の管理や社会統合をめぐる議論
- 犯罪:取り締まり強化を求める声
これらは短期的に「何を優先するか」が見えやすい一方で、長期的には人権、社会包摂、労働市場など複数の論点と絡み合います。新政権がどのように政策のバランスを取るのかが注目点になりそうです。
「1990年以降で最大の右傾化」とされる意味
今回の結果は、1990年の軍政終結以降で「最大の右へのシフト」と位置づけられています。チリ政治の振れ幅が大きくなっていることを示す出来事として、国内だけでなく国際ニュースとしても関心が集まっています。
これから何が注目されるか
選挙で強調されたテーマが、そのまま政権運営の優先順位になる可能性があります。今後の焦点は次のような点です。
- 治安・犯罪対策の具体策(取り締まり、司法、予防の配分)
- 移民政策の運用(国境管理と地域社会の受け止め)
- 政治的対立の緩和(強い言葉が残した溝をどう埋めるか)
選挙は「勝ち負け」で終わりますが、社会の不安や分断はその後も続きます。カスト新政権が、スピード感と慎重さのどちらに軸足を置くのか——その選択が、チリの次の数年を形づくることになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








