2025年12月、ブラジルの小売にとって最大級の稼ぎ時であるクリスマス商戦が本格化しています。真夏の暑さが続くリオデジャネイロでも、雪だるまやサンタなど“冬”を思わせる装飾品やギフトが店頭を埋め、その多くが中国本土から何千キロも運ばれてきた商品だといいます。
いま何が起きているのか:クリスマス商戦と「低価格商品の存在感」
クリスマスシーズンは、ブラジルの年間小売売上を押し上げる大きな山場です。リオデジャネイロの街中では、季節のギフトや装飾品がまとめて並び、買い物客の目を引いています。
注目されるのは、低価格帯の冬モチーフ商品が幅広く流通している点です。気温は夏でも、イベントの「見た目」や「気分」をつくるアイテムとして、冬らしいデザインが選ばれています。
真夏なのに“冬のデコレーション”が売れる理由
ブラジルは南半球にあり、12月は夏の真っ最中です。それでもサンタクロースや雪の結晶といった冬の記号が、クリスマスの定番として根づいています。
- 季節よりも「行事の共通イメージ」が優先されやすい
- 装飾は短期集中の需要になり、価格が選択に直結しやすい
- 贈り物は幅広い層が購入するため、手に取りやすい価格帯が強い
何千キロの旅:商品が届くまでに見える“グローバルな距離”
店頭に並ぶ品の多くが、ブラジルの外から長距離輸送を経て届いています。商品が安価に見える一方で、その背景には生産地から消費地までの長い移動があり、国際物流(輸送・通関・在庫管理など)の積み重ねで店頭が成り立っていることが分かります。
買い物客にとっては「いつも通り買える」ことが重要ですが、小売側にとっては、運賃や調達のタイミングが読みにくい年ほど、在庫の積み方や価格の付け方が難しくなります。
店頭の空気:手軽さと季節感の“同居”
リオデジャネイロでは、冬を連想させる装飾と、南国の強い日差しが同じフレームに収まります。買い物の現場では、家族や友人へのギフト、室内の飾り付け、年末の集まりに向けた小物など、用途が細かく分かれ、「必要な分だけ、手頃にそろえる」動きが目立ちます。
これからの注目点:年末に向けた動きはどうなる
12月後半にかけては、駆け込み需要が強まりやすい時期です。店頭では、人気商品の品薄や追加調達の有無が話題になりやすく、物流の遅れがあれば陳列にも影響します。クリスマス商戦の熱量の裏側で、距離の長いサプライチェーンがどれだけ安定して回るかが、売り場の表情を左右しそうです。
Reference(s):
cgtn.com








