中国本土ミックスダブルス、ミラノコルティナ2026出場逃す
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪のカーリング・ミックスダブルス最終予選で、中国本土代表ペアが出場権獲得に一歩届きませんでした。カナダ・ケロウナで現地時間の木曜日に行われたプレーオフで韓国代表に敗れ、五輪への道が断たれています。
ミラノ・コルティナ行きを懸けた一戦
この試合は、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪のミックスダブルス種目の出場枠を争うプレーオフの一つとして行われました。中国本土代表の于森(Yu Sen)選手と葉梓萱(Ye Zixuan)選手のペアは、韓国代表の鄭栄錫(Jeong Yeong-seok)選手と金善英(Kim Seon-yeong)選手と対戦しました。
結果は7対3で韓国が勝利。中国本土ペアはこの敗戦により、ミラノ・コルティナ2026のミックスダブルス出場権を逃すことになりました。
試合の流れ:序盤から苦しい展開
赤いストーンを持った中国本土ペアは、立ち上がりから追いかける展開となりました。第3エンドを終えてスコアは4対2と韓国がリード。ここまでに主導権を握られる形となります。
第4エンドでは、于選手と葉選手が最後のショットでストーンをハウス内に滑り込ませることができず、韓国にスティール(後攻側が得点を奪う展開)を許してしまいます。この1点追加でスコアは5対2と開き、苦しいまま前半を終えました。
パワープレー投入も流れ変えられず
インターバルを挟んだ第5エンド、中国本土ペアは攻撃的なパワープレー戦術に切り替えて巻き返しを図りました。しかし、このエンドで奪えたのは1点のみ。韓国は守備を崩さず、リードを保ち続けます。
第7エンドでは、ハウス内が混戦となる中で韓国が再びスティールに成功し、スコアは7対3に。点差が広がり、中国本土ペアにとっては一気に重い展開となりました。
最終第8エンド、鄭選手と金選手が2つのストーンを同時に弾き出すダブルテイクアウトを決めると、形勢は決定的に。于選手と葉選手はここでコンシード(ギブアップ)を選び、試合を終える決断をしました。結果として、この一戦が両選手のミラノ・コルティナ行きの夢に幕を下ろす形となりました。
他カードではチェコと韓国が出場枠確保
同じく行われたプレーオフ初戦では、チェコ代表がオーストラリア代表を6対5で下し、五輪出場権を手にしました。接戦を制したチェコが、いち早くミラノ・コルティナ行きの切符をつかんだ形です。
その後の最終プレーオフでは、韓国が再び氷上に立ち、オーストラリアと対戦。10対5と大差で勝利し、ミラノ・コルティナ2026の最後の出場枠を自らの手で確保しました。
約1年後の冬季五輪へ、勢力図はどう変わるか
2025年12月19日現在、ミラノ・コルティナ2026冬季五輪までは約1年あまりとなりました。カーリング・ミックスダブルスは少人数でスピード感のある種目であり、1つのショットの精度や判断の違いが、そのまま試合や出場権の行方を左右します。
今回のプレーオフでも、第4エンドのラストショットや、第7エンドでのスティール、第8エンドのダブルテイクアウトなど、要所の一投ごとに流れが大きく動きました。その積み重ねが、韓国の出場権獲得と中国本土ペアの敗退という結果につながったといえます。
アジア勢という視点で見ると、韓国が最後の出場枠をつかんだ一方で、中国本土代表はミックスダブルスでは五輪の舞台に立てないことになりました。小さな差が大きな結果を生むカーリングという競技の厳しさと、国際舞台での競争の激しさがあらためて浮き彫りになった一戦だったといえそうです。
ミラノ・コルティナ2026までの残り期間、出場権を手にした各ペアがどのように仕上げてくるのか。そして、今回涙を飲んだ選手たちがどのような形で次の舞台を目指していくのか。カーリングの国際ニュースは、これからも静かに、しかし確実に更新されていきます。
Reference(s):
Chinese mixed doubles curlers fail to qualify for Milano Cortina 2026
cgtn.com








