国連のグテーレス事務総長、フーシ派による国連職員10人拘束を強く非難
イエメンで国連職員の拘束が相次いでいます。国連のアントニオ・グテーレス事務総長は今週金曜日(現地時間、12月19日)、フーシ派による国連職員10人の「恣意的な拘束」を強く非難し、即時かつ無条件の解放を求めました。支援活動の継続そのものが難しくなる可能性があるとして、危機感をにじませています。
何が起きたのか:新たに10人が拘束、合計69人に
国連のステファン・デュジャリック報道官によると、フーシ派は木曜日(現地時間、12月18日)に国連関係者10人を拘束しました。これにより、イエメンで拘束されている国連職員の数は合計69人に増えたとしています。
国連が求めたこと:「即時・無条件の解放」と「訴追手続きの撤回」
デュジャリック報道官が紹介した声明で、グテーレス事務総長は次の点を求めました。
- 国連職員に加え、NGOや市民社会組織、外交ミッションに関係する恣意的に拘束された人々の即時かつ無条件の解放
- 国連職員を訴追に回す手続き(referral for prosecution)の撤回
なぜ今重要か:人道支援の「提供が成り立たない」状況に
報道官は、こうした拘束が続くことで、フーシ派が支配する地域での国連人道支援の提供が「成り立たない(untenable)」状況になると説明しました。結果として、支援を必要とする何百万人もの人々に直接影響し、命を守るための支援へのアクセスを制限する、としています。
国際法と国連の特権・免除:支援の安全と原則に直結
声明はまた、国際法の尊重、とりわけ国連と国連職員の特権・免除の重要性に言及しました。これは、支援活動を安全かつ原則に沿って進めるために不可欠だとしています。
今後の見通し:加盟国・安保理、そしてフーシ派との直接関与で解放を目指す
国連側は、加盟国や安全保障理事会と連携しつつ、フーシ派への直接的な働きかけも含めて、拘束された国連職員の解放に向けた努力を続ける方針だとしました。
今回の声明は、拘束の問題が「治安上の懸念」にとどまらず、人道支援の継続性と、国際機関が現場で活動するための土台そのものに関わる論点であることを浮き彫りにしています。
Reference(s):
UN chief Guterres condemns Houthis' detention of 10 more UN staff
cgtn.com







