リビア軍参謀総長ら5人死亡、アンカラ南方でビジネスジェット墜落
リビア軍の参謀総長モハメド・アル=ハッダド氏ら軍高官5人が、トルコ(Türkiye)中部アンカラ南方での航空機事故で死亡しました。両国当局が発表し、リビア側は事故の状況を調べるとしています。
何が起きたのか:アンカラ南方でFalcon 50が墜落
リビアおよびトルコ当局によると、リビア軍参謀総長のモハメド・アル=ハッダド氏(Mohammed al-Haddad)と、ほか4人の軍関係者が搭乗していたビジネスジェット機が、23日(現地時間)夜にアンカラ南方で墜落し、死亡が確認されました。
トルコのアリ・イェルリカヤ内相(Ali Yerlikaya)は、憲兵隊がアンカラ県ハイマナ地区のケシッキカヴァク村(Kesikkavak)付近で、Falcon 50の残骸を発見したと説明しています。
現地当局が示した「時系列」
イェルリカヤ内相の説明をもとに、これまでに明らかになっている流れは次の通りです。
- 20:10 アンカラのエセンボア空港(Esenboga Airport)を出発(目的地:トリポリ)
- 20:52 ハイマナ付近で緊急着陸の通報を行った直後に交信が途絶
- その後、憲兵隊が墜落現場を特定
機体のテール番号は「9H-DFJ」とされています。
高官訪問の帰途、リビア首相が死亡を確認
リビアのアブドルハミド・ドゥベイバ首相(Abdul-Hamid Dbeibah)は声明で、アル=ハッダド氏ら複数の軍高官が、トルコへの公式訪問からの帰途に事故に遭ったと確認しました。首相は、政府として「事故の状況」を調査するとしています。
事故直前まで「高レベル協議」
アル=ハッダド氏はアンカラで高レベルの軍事協議に臨んでいたとされます。トルコ国防省は23日、同氏がヤシャル・ギュレル国防相(Yasar Guler)およびセリチュク・バイラクタルオール参謀総長(Selcuk Bayraktaroglu)と会談したと発表していました。
要人移動の直後に起きた事故であるため、今後は運航上のトラブルの有無、当時の気象や航行状況、緊急着陸通報の内容などが焦点になりそうです。
現場映像と空港運用:一時停止の後、通常に
トルコ国営系のアナドル通信は、衝突時の閃光を捉えた映像が放送されたほか、現場に散乱する残骸の画像も伝えました。地元メディアによれば、事故を受けて一時的に停止されていたアンカラの航空交通は、その後通常運用に戻ったということです。
今後の見通し:リビアは調査委員会を設置
リビアは今回の航空機事故について、公式の調査委員会を立ち上げたとしています。現時点では事故原因に関する当局の結論は示されておらず、両国の発表や調査の進展が待たれます。
Reference(s):
Libya's army chief of staff and four others killed in plane crash
cgtn.com








