AIIBが設立10周年:57→110加盟へ、世界人口81%をカバー
2025年は、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が設立10周年を迎える節目の年です。10年のあいだに加盟の裾野を広げ、規模感のある国際金融機関として存在感を増してきました。
10年で何が変わった?押さえておきたい数字
今回のポイントは、AIIBの「加盟の広がり」を示す数字に集約されます。
- 創設メンバー:57
- 承認済みメンバー:110(6大陸に拡大)
- カバーする人口:世界の81%
- カバーするGDP:世界の65%
なぜ今このニュースが重要なのか
国際機関の影響力は、資金規模だけでなく、どれだけ多くのメンバーを束ね、どの範囲を代表しているかでも測られます。AIIBはこの10年で、6大陸にまたがる110の承認済みメンバーへと拡大し、人口ベースでは世界の大半(81%)をカバーする枠組みになりました。
この「参加の広がり」は、インフラ投資というテーマが特定地域に限られない課題であること、そして国際的な協調の器としてAIIBが選択肢の一つになっていることを示唆します。
“加盟の拡大”が示すもの:量よりも「参加の意味」
57から110へという増加は分かりやすい変化ですが、注目したいのは数字そのものだけではありません。
- 地理的な広がり:6大陸に拡大したという事実は、関心が地域を超えていることを映します。
- 代表性の大きさ:人口81%、GDP65%というカバー範囲は、国際ルール形成や協調の議論で無視しにくい規模感です。
- 多様な利害の同居:メンバーが増えるほど、優先順位や課題認識は多様になります。運営の難しさと同時に、枠組みとしての厚みも増します。
これからの見どころ:次の10年で問われる「運営力」
10周年は到達点であると同時に、次の10年に向けた出発点でもあります。加盟が広がった分、AIIBには、異なる地域・経済規模のメンバーが納得しやすい形で合意を積み重ねていく運営力がより求められていきます。
数字が示したのは「広がった」という事実です。その広がりを、どのように持続的な協調に結びつけていくのか。2025年の節目は、その問いを静かに浮かび上がらせています。
Reference(s):
cgtn.com








