ミャンマー総選挙、2025年第1段階の投票開始 MMPと電子投票を導入
ミャンマーで2025年の複数政党制による民主的な総選挙が、2025年12月28日(日)に第1段階の投票を迎えました。今回の選挙は3段階で実施され、新しい選挙制度(MMP)と電子投票機の導入が大きな特徴です。
3段階で実施:次の投票日は2026年1月
総選挙は全国で一度に行うのではなく、3つの段階に分けて実施されます。日程は次のとおりです。
- 第1段階:2025年12月28日
- 第2段階:2026年1月11日
- 第3段階:2026年1月25日
規模は「692選挙区・57政党・約5,000人」
選挙は全国692選挙区を対象に行われ、57の政党から約5,000人の候補者が立候補しています。争点となる議席は、下院にあたるピィトゥ・フルッタウ(Pyithu Hluttaw)、上院のアミョタ・フルッタウ(Amyotha Hluttaw)、そして州・地域フルッタウ(州・地域議会)です。
選挙後の流れ:新議会が大統領を選出
今回の総選挙で選ばれるのは、連邦議会(下院・上院)と州・地域議会の議員です。新たに構成される連邦議会が大統領を選出し、その後、大統領が新しい連邦政府を組織するとされています。
投票所は全国で21,517か所
連邦選挙管理委員会によると、全国に21,517の投票所が設置されました。段階的な実施とあわせ、広い国土での選挙運営を支える基盤として注目されます。
今回の注目点:MMP(小選挙区+比例)と電子投票機
これまでの選挙と異なり、ミャンマーは混合型比例代表制(MMP:Mixed-Member Proportional)とミャンマー電子投票機を導入しました。
MMPとは何か(ざっくり)
MMPは、
- 小選挙区制(First-Past-the-Post):最も票を集めた候補が当選
- 比例代表制(Proportional Representation):得票割合に応じて議席配分
の2つを組み合わせる仕組みです。得票の「勝ち負け」だけでなく、全体の支持の厚みを議席に反映しようとする設計がポイントになります。
海外在住者の事前投票と、各国の選挙監視団も
情報省によれば、海外に住むミャンマーの有権者は、在外の大使館・総領事館などですでに事前投票を行っています。また、複数の国・地域から選挙監視団がミャンマーに到着し、投票を見守る予定だとされています。
前回総選挙は2020年11月
ミャンマーの前回総選挙は2020年11月に実施されました。それから約5年を経た今回の投票は、議会構成だけでなく、制度や運用(MMP・電子投票)を含めて「選挙のかたち」そのものが更新される局面として、域内外の関心を集めています。
Reference(s):
cgtn.com








