キーウに弾道ミサイルとドローン攻撃、米フロリダでの首脳協議直前に停電拡大
2025年12月27日(現地時間)の夜から28日朝にかけ、ウクライナの首都キーウが弾道ミサイルとドローンによる攻撃を受け、死者2人、負傷者46人が出たとされています。米フロリダ州で予定されるウクライナと米国の首脳協議(28日午後3時開始予定)を前にした攻撃として、影響の広がりが注目されています。
何が起きたのか:10時間近い警報、住宅にも被害
ロシア国防省は12月27日夜からの攻撃について、地上・空中・海上からの「長距離の精密誘導兵器」とドローンを用いた「大規模攻撃」だったと認めました。キンジャール極超音速の空中発射弾道ミサイル(同省の説明)も含まれていたとしています。
攻撃は朝まで続き、キーウでは約10時間に及ぶ空襲警報が出たとされています。ロシア国防省は、ウクライナ側の部隊が使用するエネルギー関連インフラや軍需産業施設を標的にしたと説明する一方、Reutersによれば住宅も被弾したと伝えられています。
停電の規模:キーウ周辺で50万人超、チェルニヒウでも影響
ウクライナのアルテム・ネクラーソフ・エネルギー相代行はTelegramで、今回の攻撃により、キーウ市およびキーウ州で50万人以上が電力を失ったと述べました。さらにチェルニヒウ州でも2万2000の消費者が依然として停電しているとしています。
現時点で伝えられている被害(要点)
- 死者:2人
- 負傷者:46人
- 停電:キーウ市・キーウ州で50万人超
- 停電:チェルニヒウ州で2万2000消費者が影響
- キーウの空襲警報:最長で約10時間
「和平協議の前日」というタイミングが投げかけるもの
今回の攻撃は、ウクライナと米国の首脳が米フロリダ州で会談する予定(12月28日午後3時開始予定)とされる中で起きました。交渉や会談の直前に軍事行動が起きると、現場の被害やインフラの混乱が拡大するだけでなく、交渉の空気や優先順位にも影響し得ます。
一方で、ロシア国防省は「エネルギー関連インフラ」や「軍事産業」を標的にしたと主張しており、被害の焦点や軍事的な意図をめぐって、各発表や報道の読み解きが欠かせません。
今後の焦点:復旧の速度と、協議での論点
当面の焦点は、停電の復旧がどの程度のスピードで進むか、そしてキーウ以外の地域への影響がどこまで広がるかです。加えて、28日の首脳協議が、エネルギーインフラの保護や防空、民生への影響といった論点をどのように扱うのかも注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








