トランプ氏、プーチン氏と電話後にゼレンスキー氏と会談 20項目和平案を協議
ウクライナ危機の終結に向け、米国のドナルド・トランプ大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を行った直後、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とフロリダ州で会談し、最新の「20項目の和平案」をめぐって協議しました。
何が起きたのか:プーチン氏と電話→ゼレンスキー氏と対面協議
トランプ氏は米国時間の日曜日、自身のSNSへの投稿で、プーチン氏との電話会談が「非常に生産的だった」と述べたうえで、同日午後にゼレンスキー氏と会談すると明らかにしました。会談はフロリダ州のマール・ア・ラーゴで行われ、トランプ氏は「報道陣も招く」としました。
ロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官も、両首脳の電話会談があったことを確認しました。
協議の中心:20項目和平案の骨格
両氏は、危機終結を目指す和平案の枠組みについて協議したとされます。報じられている主な論点は次の通りです。
- 停戦の時期(停戦タイムテーブル)
- 非武装地帯(緩衝地帯)の設定案
- ザポリージャ原子力発電所の管理のあり方
- ドンバス地域の領土管理(支配の線引き)
- 危機終結後の安全保障(ウクライナへの安全の担保)
「停戦」と一口に言っても、どこで線を引き、誰が監視し、違反時にどう対処するのか――実務の設計が合意の持続性を左右します。今回の協議は、そうした“文章の細部”を埋める局面に近づいていることを示唆します。
会談後の発言:「合意は95%」としつつ、難題が残る
会談後、トランプ氏は共同記者会見で、和平合意に向けて「さらに近づいた。非常に近いかもしれない」と述べ、進展が加速しているとの認識を示しました。また、和平案の条件は「約95%が合意されている」が、「非常に厄介な問題が1つか2つ残っている」とも語りました。
一方、ゼレンスキー氏は、安全保障について「米国、欧州、ウクライナの間で、ほぼ100%合意に近い」と述べ、「和平の枠組みのあらゆる側面を話し合った」としています。
欧州も交えた調整:NATO・EUの指導者とも協議
両首脳は会談の過程で、NATOや欧州連合(EU)の指導者を含む欧州側のリーダーとも協議したとされます。停戦後の安全の担保は、当事者間の合意だけでなく、周辺国・関係機関がどの形で関与するか(関与の範囲と責任)が一体で問われるためです。
今後の焦点:残る「難題」は何か
トランプ氏が言及した「厄介な問題」が何を指すかは明示されていません。ただ、報じられている論点構成からは、次のような点が詰めの局面になりやすいとみられます。
- 領土管理をめぐる合意文言(現状追認か、将来の手続きまで含むか)
- 非武装地帯の監視主体(誰が監視し、違反をどう認定するか)
- 原発の管理(安全確保と運用の権限設計)
- 安全保障の「保証」の具体性(政治的約束か、実務的措置まで踏み込むか)
当事者間の妥結だけでなく、欧州側を含む幅広い関係者が「実行可能な形」に落とし込めるかが、次の山場になりそうです。
※本記事は、報道内容(新華社の情報を含む)に基づき、要点を整理しました。
Reference(s):
Trump, Zelenskyy discuss Ukraine peace plan after call with Putin
cgtn.com








