北海道で高病原性鳥インフル確認、今季11例目 由仁町の養鶏場で6千羽超処分
2025年12月29日、農林水産省は北海道の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザの発生が遺伝子検査で確認されたと発表しました。今シーズン(秋〜翌春)の国内発生としては11例目にあたり、周辺地域では鶏や卵などの移動制限がかかっています。
今回の発生:北海道・由仁町の採卵鶏農場で確認
農水省の発表によると、発生が確認されたのは北海道由仁町(ゆにちょう)の家禽(かきん)農場です。これを受けて、6,000羽を超える採卵鶏が殺処分の対象となりました。
取られている防疫措置(移動制限の範囲)
関連ガイドラインに基づき、当該農場では鶏を殺処分し、焼却・埋却する対応が進められるとしています。あわせて、周辺では移動制限が設定されました。
- 半径3km以内:鶏・卵の移動が禁止
- 半径3〜10km:家禽製品を区域外へ搬出できない
家禽や関連物資の移動を絞り、ウイルスが別の農場へ広がるリスクを下げる狙いがあります。
今シーズンの状況:すでに約365万羽を処分
日本の鳥インフルエンザのシーズンは、一般に秋から翌春にかけて続くとされています。農水省によれば、今シーズンは今回を含めて11例目となり、これまでの10件で約365万羽が殺処分されたということです。
また、今シーズンの国内初確認は10月22日に北海道で確認されたとされています。発生の「起点」になりやすい季節をまたいで、警戒が続きます。
いま注目されるポイント:広がりを止められるか
今回の発生で焦点になるのは、周辺で追加の発生が出るかどうか、そして移動制限と防疫がどれだけ早く効果を発揮するかです。特に採卵鶏農場は、地域の物流(卵の集荷・出荷)ともつながっているため、感染拡大の有無によって現場の負担や流通への影響の見え方が変わってきます。
用語メモ:「高病原性」とは
鳥インフルエンザにはタイプがあり、家禽に対する病原性(症状の重さなど)で区分されます。今回の発表は高病原性に該当するという内容で、養鶏現場では迅速な封じ込めが求められるカテゴリーです。
今後は、農水省や自治体の発表を軸に、移動制限の範囲や解除の見通し、周辺農場での検査状況などが順次アップデートされる見込みです。
Reference(s):
cgtn.com








