アフリカ経済の現在地:2025年成長率3.9%見通し、逆風下で何が強みか video poster
2025年も終わりに近づくなか、アフリカの景気は「世界的な逆風が続く環境でも、底堅さを保っているのか」が改めて注目点になっています。アフリカ開発銀行(AfDB)は、アフリカの成長見通しを2025年3.9%とし、2026年には4%へ小幅に上向くとしています。
AfDBが示した2025〜2026年の成長見通し
今回のポイントは、数字そのものの強弱だけでなく、「幅」と「粘り」にあります。AfDBによると、アフリカ全体の成長率は2025年に3.9%で、2026年には4%へとわずかに上昇する見通しです。
- 2025年:成長率見通し 3.9%
- 2026年:成長率見通し 4.0%(小幅上昇)
「5%超」が21カ国——“相対的な強さ”の読み方
さらにAfDBは、2025年に約21のアフリカ諸国で成長率が5%を超えると予測しています。これは、世界的な不確実性(グローバルな景気の向かい風)が残るなかでも、複数の国が比較的高い伸びを確保する可能性がある、という見立てです。
一方で、ここで確認しておきたいのは「大陸全体の平均(3.9%)」と「高成長が見込まれる国の存在(5%超が21カ国)」が同時に語られている点です。平均値の背後に、国ごとの状況差があることも示唆します。
年末に浮かぶ問い:期待を上回った点と、残る課題
こうした見通しを踏まえ、週次の討論番組「Talk Africa」の年末特集(今年の第4回)でも、「厳しい国際環境の中でアフリカはどう舵取りしたのか」「どこが想定以上で、どこに宿題が残ったのか」という問いが前面に出ています。
現時点でAfDBの数字が伝えるのは、次のような論点です。
- 相対的なレジリエンス(粘り強さ):世界的な逆風の中でも、成長が大きく崩れない見立てが示されている
- 成長の“広がり”:5%超の成長が見込まれる国が複数ある一方、平均は3.9%で、濃淡も想起される
- 次の焦点:2026年に向けて、成長が「小幅上昇」にとどまるのか、それとも上振れの芽があるのか
2026年(来年)に向けて、数字の先をどう見るか
2026年は、見通し上は4%へ「わずかに上向く」年です。だからこそ、成長率の上下だけでなく、どの国が伸びるのか、伸びがどれだけ持続するのかという読みが重要になります。2025年の終盤から2026年にかけては、「逆風のなかでの相対的な強さ」が一過性なのか、次の段階に進む入口なのか——その見極めが続きそうです。
Reference(s):
cgtn.com








