スーダン首都ハルツームで青年スポーツ祭典 内戦下で広がる「日常」への手触り
スーダンの首都ハルツームで2026年1月1日(木)、青年向けの大規模イベント「ハルツーム青年スポーツ祭典」が始まりました。2023年4月中旬に戦闘が発生して以降、全国規模の大きな催しは初めてとされ、内戦下の公共空間に“人が戻る”動きとして注目されています。
「Together We Make Life」──独立70周年と重なる開催
祭典は「Together We Make Life(ともに人生をつくる)」をスローガンに掲げ、スーダンの独立70周年の節目に合わせてスタートしました。会場には若者の連盟や地元組織が参加し、スポーツと交流の場を取り戻したいという空気の中で、多くの人が集まったといいます。
全国規模イベントは約3年ぶり──内戦の長期化が落とす影
今回の祭典は、2023年4月中旬に戦闘が始まって以来、初の「全国的・大規模」な催しと位置づけられています。内戦が長期化するなかで、公的な行事や社会活動が成立しにくい状況が続いてきたことを踏まえると、スポーツイベントの開催そのものが、公共生活の“断絶”を意識させる出来事でもあります。
男女・子どもまで幅広いレース──「安全で安定した環境」の象徴性
プログラムには、男性・女性・若者・ジュニア・子ども向けの各種レースが含まれました。主催側は、スポーツが社会の結びつき(社会的結束)を育てる役割を担う点を強調しています。
- 男子レース:激しい競争が展開され、観客の熱気も高かったと伝えられます。
- 子どもレース:勝敗以上に、次世代が成長するための「安全で安定した環境」を示す象徴として語られました。
主催は連邦の青年・スポーツ省──参加の広がりが示すもの
イベントは連邦青年・スポーツ省が主催し、若者組織や地域団体も巻き込む形で進められています。大勢の参加者が集まったという点は、スポーツそのものへの関心に加え、分断された日常の中で「人と会える場」への需要が高まっていることも映し出します。
今後の焦点:一度きりで終わらせない「継続性」
今回のような催しが、単発のイベントにとどまるのか、それとも定期的な活動へつながるのかは、現地の状況と運営体制に左右されます。スポーツが持つ包摂性が、若者や子どもたちの生活感覚をどう支えるのか——その“続き”が静かに問われています。
Reference(s):
cgtn.com








