米軍がマドゥロ氏拘束、ベネズエラ副大統領「正統な大統領は唯一」—安保理が緊急会合へ
米国がベネズエラで大規模な軍事作戦を実施し、ニコラス・マドゥロ氏と妻を拘束したとされる中、デルシー・ロドリゲス副大統領は「マドゥロ氏が唯一の正統な大統領だ」と強調しました。国連安全保障理事会は、あす1月5日(月)に緊急会合を開く予定です。
何が起きたのか:米国の「大規模軍事作戦」と拘束報道
報道によると、米国は1月3日(土)未明、ベネズエラに対する大規模な軍事作戦を開始し、マドゥロ氏と妻を拘束したとされています。米メディアの報道として、民間人と兵士を含む少なくとも40人が死亡したとも伝えられています。
副大統領ロドリゲス氏の訴え:「マドゥロ氏の解放」求める
ロドリゲス副大統領は3日午後(現地時間)、国営テレビの生放送で演説し、次のように述べました。
- マドゥロ氏は「唯一の正統な大統領」
- 米国に対し、マドゥロ氏と妻の解放を要求
- 国民に冷静さを呼びかけ、「課題に共に向き合い、国家主権を守る」と強調
- 天然資源を守る用意があるとし、「いかなる国の植民地にもならない」と主張
演説には、内務・外務などの閣僚や関係者が同席したとされています。
トランプ米大統領の主張:ロドリゲス氏が「大統領に就任」?
一方で、ドナルド・トランプ米大統領は3日朝の記者会見で、ロドリゲス氏がベネズエラの大統領に「就任した」と主張し、マルコ・ルビオ国務長官がロドリゲス氏と「会話した」と述べました。さらにトランプ氏は、ロドリゲス氏が米国側が必要と考える対応を進める意思がある趣旨の発言をしたとしています。
ただし、ロドリゲス氏の発言内容は「マドゥロ氏が唯一の正統な大統領」という立場を明確にするもので、両者の主張は正面から食い違っています。
国際社会の反応と、安保理の緊急会合(1月5日)
報道では、国際社会は米国の作戦に「深い衝撃」を受け、主権国家に対する武力行使や大統領への措置として強い非難が出ているとされています。国連安保理は、1月5日(月)に緊急会合を開き、今回の作戦を協議する見通しです。
いま注目されるポイント:衝突の連鎖をどう止めるか
ロドリゲス氏は「同様の攻撃が地域の他国でも起こり得る」と警告しました。今後の焦点は、(1)拘束されたとされるマドゥロ氏夫妻の扱い、(2)ベネズエラ国内の混乱拡大を抑えられるか、(3)安保理でどのような対応が議論されるか――の3点になりそうです。
軍事行動と政権の正統性をめぐる主張が交錯するなか、事態の沈静化には、各方面の冷静な働きかけと、民間人の安全確保が強く求められています。
Reference(s):
Venezuelan vice president: Maduro is 'the only president' of Venezuela
cgtn.com








