英国・フランス空軍、シリアでIS関連とみられる地下施設を共同空爆
英国防省は、英国とフランスの空軍が土曜日夜、シリアでIS(イスラム過激派組織)に以前使用されたとされる「地下の武器保管施設」を共同で攻撃したと発表しました。ISの再拡大を警戒する動きが続く中での作戦となります。
何が起きたのか:パルミラ北方の山岳地帯で地下施設を標的
英国防省の声明によると、英国空軍(RAF)の航空機が、古代遺跡パルミラの北方にある山岳地帯で地下施設を特定しました。この施設は「武器や爆発物」を保管していた可能性が高いとしています。
攻撃では、英国側がPaveway IV(精密誘導爆弾)を使用し、施設へ通じる複数の「アクセス用トンネル」を狙ったと説明しました。初期の評価では、標的は「成功裏に攻撃された(engaged successfully)」としています。
民間人への影響:居住地がなく、リスクの兆候はないと説明
声明は、施設周辺が「民間人の居住がない地域」であり、今回の攻撃によって民間人に危険が及ぶ「兆候はない」と述べています。軍事作戦における被害の最小化が、説明の中心に置かれました。
背景:ISの「再拡大」を止めるという文脈
ジョン・ヒーリー英国防相は、ISの「再拡大を根絶する(stamp out any resurgence)」ため、同盟国と「肩を並べて立つ(stand shoulder to shoulder with our allies)」決意を示したとされています。
声明によれば、シリアでは、ISが一部地域を支配していた2019年までの状況に戻ることを防ぐ目的で、西側の航空機が哨戒を継続しています。
直近の動き:米軍の大規模攻撃と、パルミラでの襲撃
英国防省の説明では、約2週間前に米軍がシリアでISに対する「大規模攻撃」を実施したとも触れています。これは、昨年12月13日にパルミラ市で起きたISによる待ち伏せ攻撃で、米兵2人と米国人の民間通訳1人が死亡したことを受けた流れだとしています。
米軍の作戦では、100発以上の精密誘導弾が用いられ、中部シリアの複数地点で70超の標的が攻撃されたとされています。
今後の焦点:共同作戦が示す「継続監視」のサイン
今回の英仏共同作戦は、ISが「かつて使っていた」とされる場所を含め、地下施設やトンネルといった見えにくいインフラが監視対象になっていることを印象づけます。哨戒と精密攻撃がどの程度、武器・爆発物の流通や再編の動きを抑え込めるのか。各国の評価と、現地の治安情勢の変化が注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








