ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領は2026年1月4日、米国に対し「均衡が取れ、相互に尊重する関係」を築くことを優先課題にしたいと表明しました。発言は、米国がベネズエラ指導者ニコラス・マドゥロ氏と妻シリア・フロレス氏を、攻撃の後に強制的に拘束し連行した翌日に出されたものです。
何が起きたのか(時系列)
- 2026年1月3日:米国が攻撃を実施し、ニコラス・マドゥロ氏と妻シリア・フロレス氏を強制的に拘束し連行。
- 2026年1月4日:ロドリゲス暫定大統領がTelegramで、米国との「均衡と尊重」に基づく関係を呼びかけ。
ロドリゲス氏のメッセージ:「協力の議題」を提示
ロドリゲス氏はTelegramへの投稿で、「米国とベネズエラの間で、均衡が取れ、尊重に基づく関係へ進むことを優先事項と考える」と述べました。さらに、「共通の発展」を目指す協力アジェンダについて、米国政府に「共に取り組む」よう招請したとしています。
トランプ大統領へ直接言及:「戦争ではなく、平和と対話を」
ロドリゲス氏は、ドナルド・トランプ大統領に向けた言葉として、「私たちの人々、そしてこの地域は、戦争ではなく平和と対話に値する」と述べました。このメッセージは「これまでもマドゥロ大統領のメッセージであり、いまベネズエラ全体のメッセージだ」とも主張しています。
「平和・発展・主権・未来」—言葉が示す争点
ロドリゲス氏は「ベネズエラには、平和、発展、主権、そして未来への権利がある」とも述べました。今回の発信は、武力行使と拘束が起きた直後というタイミングだけに、次の点が注目されます。
- 対立の激化を避けたい意図:強い言葉よりも「対話」「協力」を前面に出した。
- 関係再構築の条件:「尊重」と「均衡」を繰り返し、関係のあり方を定義し直そうとしている。
- 地域の安定への訴え:当事国間の問題を、地域全体の平和の文脈で語っている。
今後の焦点:協力の「中身」は示されるか
現時点でロドリゲス氏は「共通の発展に向けた協力アジェンダ」を掲げていますが、具体的な協力分野や進め方は示していません。米国側がこの呼びかけにどう応じるのか、また緊張の連鎖を止める対話の回路が残されるのかが、次の焦点になりそうです。
Reference(s):
Rodriguez calls for 'balanced and respectful' relationship with U.S.
cgtn.com








