トゥアデラ氏、中央アフリカ大統領選で勝利 暫定結果76.15%
中央アフリカ共和国の大統領選で、現職のフォースタン=アルシャンジュ・トゥアデラ氏が得票率76.15%で勝利したと、同国の選挙管理当局が2026年1月5日夜(現地時間)に暫定結果を発表しました。今後は憲法裁判所が申し立てを審理し、1月20日までに最終結果が確定する見通しです。
暫定結果:トゥアデラ氏が「絶対多数」
選挙管理当局が示した暫定結果によると、トゥアデラ氏(68)が76.15%を獲得し、絶対多数で首位となりました。
- アニセ=ジョルジュ・ドログレ氏(元首相):14.66%
- アンリ=マリー・ドンドラ氏:3.19%
投票率は52.42% 登録有権者は約230万人
選挙管理の責任者であるマチアス・モルーバ氏は、登録有権者が約230万人で、投票に参加したのは52.42%だったと説明しています。社会の緊張や政治への信頼といった要素が、投票行動にどう影響したのかも今後の論点になりそうです。
野党側は「不正」を主張、政府は否定
暫定結果の発表前から、ドログレ氏とドンドラ氏はそれぞれ記者会見を開き、結果の信頼性に疑問を投げかけ、「選挙不正」とみなす趣旨の主張を行いました。一方、トゥアデラ政権は不正があったことを否定しています。
現時点では、争点は(1)手続きの適正さと(2)結果への納得感の二つに収れんしていきます。数字が大差でも、手続きへの疑念が残れば政治の不安定要因になり得るためです。
「3期目」への道:2023年の国民投票が転機に
トゥアデラ氏は2016年から権力の座にあり、今回の選挙では3期目を目指しました。背景には、2023年の憲法改正をめぐる国民投票で、大統領の任期制限が撤廃されたことがあります。制度変更が長期政権を可能にする一方、政治的な正統性の示し方は以前にも増して問われやすくなります。
これから2週間:憲法裁判所が申し立てを審理へ
暫定結果を受け、憲法裁判所が申し立て(異議)を審理したうえで、2026年1月20日までに最終結果を宣言する予定です。今後の注目点は次の通りです。
- 野党側がどのような根拠で申し立てを行うか
- 審理プロセスの透明性(手続き・判断の説明)
- 最終結果の確定後、政治的緊張が沈静化するか
大統領選は「勝ったかどうか」だけでなく、その後の統治の安定や社会の落ち着きにも直結します。最終判断までの時間が短いからこそ、各陣営の発信と制度側の説明が、国内外の受け止め方を左右しそうです。
Reference(s):
Touadera wins Central African Republic presidential election
cgtn.com








