スーダン・コルドファンで避難拡大、国連が即時停戦と人道アクセス訴え
スーダンのコルドファン地域で暴力が激化し、ここ数日も住民の避難が続いています。国連は、治安悪化がコミュニティを「極めて高いリスク」にさらしているとして、停戦と民間人保護、人道支援のための安全なアクセス確保を強く求めました。
何が起きているのか:国連が示した「避難の波」
国連のステファン・デュジャリック報道官によると、コルドファン各地の複数地点で、2025年10月25日から同年12月30日までの期間に約6万5,000人が住まいを追われました。国連は、継続する不安定さが住民の安全を脅かしていると警告しています。
数字で見る:2026年年明け以降も増える避難
国際移住機関(IOM)によれば、南コルドファン州では避難が直近でさらに増えています。
- 2025年12月31日〜2026年1月4日:暴力により、クオズ地区、カドゥグリ町、ベルダブ村から約1,000人が避難
- 北コルドファン州:週明けの月曜日に、ウム・ダム・ハジ・アハメド地区から約2,000人が避難
短い期間に複数地点で避難が起きていることは、住民が「移動をためらえる状況」すら失いつつある現実を映します。避難の増加は、食料、水、医療などの需要が一気に膨らむことも意味します。
北コルドファン州エル・オベイドでのドローン攻撃報告
国連当局者は、北コルドファン州の州都エル・オベイドで今週火曜日にドローン攻撃があったと報告しました。報道官の説明では、この攻撃により子どもを含む民間人13人が死亡したとされています(詳細は「伝えられている」との扱い)。
国連の呼びかけ:停戦と「迅速・安全・持続的」な支援ルート
デュジャリック報道官は、「敵対行為の即時停止」と「民間人の保護」を改めて強く求めました。加えて、支援を必要とする人々に確実に届けるため、迅速で安全かつ持続的な人道アクセスの確保を訴えています。
避難の拡大は、単に人数が増えるという問題にとどまりません。移動の過程で家族が離ればなれになること、路上や避難先での健康リスクが高まること、受け入れ側コミュニティの負担が増すことなど、複数の危機が同時に進行しやすくなります。
今後の焦点:安全確保と支援の「届き方」
現地の不安定さが続く限り、避難はさらに増える可能性があります。今後の注目点は、(1)戦闘の沈静化と民間人保護の実効性、(2)支援物資や医療支援が途切れずに届くルートが確保されるか、(3)避難の長期化に備えた受け入れ体制が整うか――の3点です。国連の呼びかけが、現地の安全と支援の具体的な前進につながるかが問われています。
Reference(s):
Escalating violence forces mass displacement in Sudan’s Kordofan: UN
cgtn.com








