ガーナ元財務相オフォリ=アッタ氏、米移民当局に拘束 汚職疑惑で本国が手配
ガーナで汚職疑惑により手配されている元財務相ケン・オフォリ=アッタ氏(66)が、米国の移民当局に身柄を拘束されたと、代理人弁護士が今週明らかにしました。刑事手続きとは別に「滞在資格」をめぐる拘束だとしており、国際的な捜査・引き渡しの行方にも注目が集まります。
何が起きたのか:拘束は「移民ステータス」が理由
弁護士によると、オフォリ=アッタ氏は米国での滞在延長を申請していましたが、米国時間1月6日(火)に移民・関税執行局(ICE)によって拘束されました。弁護士側は、ICEと連絡を取っており「速やかに解決する見通し」で、本人も当局に全面的に協力しているとしています。
ICEのオンライン記録では、同氏はバージニア州の収容施設にいるとされています。
背景:医療目的で渡米、ガーナでは汚職で手配
オフォリ=アッタ氏は、弁護士の説明では2025年1月から医療目的で米国に滞在し、前立腺がんの手術を含む治療を受けていたとされています。
一方、ガーナ側では汚職の疑いに関連して、同氏は2025年2月に「逃亡者」と宣言され、2025年11月に汚職容疑で正式に起訴されたとされています。今回の拘束は、こうした本国での手配と同時期に起きた形です。
「ビザ制限強化」の局面で起きた拘束
今回の事案は、米国がアフリカ諸国の国民に対するビザ制限を大幅に厳格化している時期に起きたとも伝えられています。個別案件としては移民ステータスが主因とされる一方、審査・運用の厳格化が重なると、著名人物の滞在延長や手続きにも影響が出やすくなります。
オフォリ=アッタ氏とは:IMF交渉や税制で議論の中心に
同氏はガーナの前大統領ナナ・アクフォ=アド政権下で2017〜2024年に財務相を務め、増税策をめぐる議論や、国際通貨基金(IMF)との交渉など、財政運営の最前線に立ってきました。支持・批判が交錯する中で、汚職疑惑をめぐる国内捜査が進んだ経緯があります。
今後の焦点:移民手続きの決着と、本国手配との交差
現時点で弁護士側は「速やかな解決」を見込むとしていますが、今後の焦点は大きく分けて次の2点です。
- 米国での滞在資格(移民ステータス)がどのように整理されるか
- ガーナでの手配・起訴との関係が、今後の手続き(当局間の照会など)にどう影響するか
米国での拘束が続くのか、あるいは手続き上の調整で速やかに解放されるのか。ガーナ国内での捜査の進展ともあわせ、当局の発表が待たれます。
Reference(s):
cgtn.com








