米軍作戦後のベネズエラ、暫定政権発足 国連で批判も video poster
米国の軍事作戦でニコラス・マドゥロ氏夫妻が拘束された後、ベネズエラでは副大統領のデルシー・ロドリゲス氏が暫定大統領に就任し、国連では作戦への批判が広がっています。
何が起きたのか:1月上旬の急展開
2026年1月8日現在、ベネズエラ情勢は短期間で大きく動いています。伝えられているポイントは次の通りです。
- 1月3日:米国の軍事作戦により、ニコラス・マドゥロ氏と妻が強制的に拘束された
- 1月5日(月):副大統領だったデルシー・ロドリゲス氏が、暫定大統領として正式に宣誓した
国連での反応:同盟国を含む批判が示すもの
国連では、複数の国連大使が今回の米国の軍事作戦を批判しているとされています。注目されるのは、その中に米国の同盟国も含まれる点です。
武力を伴う介入は、たとえ目的が何であれ、国際社会の場では「正当性」「手続き」「主権」といった論点に直結します。今回のように批判が幅広く出る状況では、ベネズエラの新たな権力構図だけでなく、国際的な議論の温度感も同時に変化しやすくなります。
暫定政権の焦点:統治の継続と対外関係
ロドリゲス氏の暫定大統領就任は、国内統治の空白を埋める動きとして重要です。一方で、今後の焦点は単に「誰がトップか」ではなく、次のような論点に移っていきます。
- 統治の継続性:行政・治安・経済運営が滞りなく回るのか
- 国内の受け止め:政治勢力や社会の分断が拡大するのか、抑制されるのか
- 対外的な扱い:国連の議論を含め、各国・各地域が暫定政権をどう位置づけるのか
専門家の視点:ペルーの国際アナリストが語る「この先」
今回の件については、ペルーの国際アナリスト、ファリド・カハット氏がリマで取材に応じ、ベネズエラの今後に関する見方を示したと伝えられています。
政権交代や暫定体制の発足は、国内政治に加えて、国連など国際社会での反応がその後の選択肢を狭めたり広げたりします。今週の国連での空気感が、ベネズエラをめぐる外交の前提をどう変えるのかも、静かに注視されそうです。
いま注目されるポイント(1月8日時点)
- 暫定大統領として就任したロドリゲス氏の体制が、どの程度早く秩序を固められるか
- 国連での批判の広がりが、各国・各地域の対応にどう波及するか
- 米国の軍事作戦が、地域の政治・外交の対立軸を強めるのか、それとも調整を促すのか
ベネズエラの「次」がどの形になるにせよ、国内の正統性と国際社会の受け止めが、同時進行で試される局面に入ったと言えます。
Reference(s):
Analyst reacts to future of Venezuela following U.S. operation
cgtn.com








