南ア首都で米大使館前抗議、マドゥロ大統領夫妻の即時釈放求める声 video poster
南アフリカの首都プレトリアで1月上旬、米国大使館前に活動家や労組、政治団体、市民らが集まり、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領と妻のシリア・フローレス氏の「即時釈放」を求めて抗議しました。参加者は、数日前に米軍のベネズエラでの作戦中に夫妻が強制的に拘束されたとして、主権侵害や国際法違反だと訴えています。
プレトリアの抗議、労組や左派政党など「幅広い連合」に
現地では、労働組合、左派政党、連帯運動、一般市民などが一体となり、プラカードを掲げてスローガンを唱えました。主張の中心は、米国による「ベネズエラの主権の侵害」と「国際法に反する行為」だという点です。
南ア政府も国連に働きかけ、「緊急の国際的対応」を求める
抗議の動きと並行して、南アフリカ政府も懸念を示しているとされます。週末にかけて、米国の作戦がベネズエラの主権侵害に当たるとして、国連に迅速に働きかけ、緊急の国際的関与を求めたということです。
発言の焦点は「無条件釈放」——党・市民団体が相次ぎ訴え
抗議では、南アフリカ共産党(SACP)や関係団体も立場を明確にしました。SACPのソリー・マパイラ書記長は、連帯の重要性に触れながら、夫妻の無条件釈放を求めたと伝えられています。
また、南アフリカ・ラテンアメリカ協会のスポークスパーソンであるムハンマド・デサイ氏は、米国に対し「越えてはならない一線が越えられた」とする趣旨のメッセージを発したとされ、ベネズエラ側でも大規模な抗議が続いているとの認識を示しました。
参加者の要求は3点に整理される
抗議の場では、要求を箇条書きで示す参加者もいました。アフリカ・フォー・パレスチナのスポークスパーソン、アリ・コマペ氏の発言として、主に次の3点が挙げられています。
- マドゥロ大統領とシリア・フローレス氏の即時釈放
- ベネズエラからの米軍および「代理勢力」の撤収
- 要求が満たされない場合の国連安全保障理事会による即時介入
現地の安全情報:ベネズエラ滞在の南ア国民は「全員無事」
一方で南アフリカ当局は、ベネズエラにいる南アフリカ国民について「全員の安全が確認された」としています。抗議の熱量が高まるなかでも、まずは人命と安全の確認が優先されていることがうかがえます。
今回の抗議は、米国の軍事行動と各国の主権、そして国連の関与のあり方をめぐる論点が、一気に可視化された形です。今後、国連の場でどのような議論が進むのか、そして当事者の扱いがどうなるのかが注目されます。
Reference(s):
South Africans protest, demand US release of Maduro and Cilia
cgtn.com








