ロシア大使、米国のベネズエラ石油禁輸を「違法」と批判 生活への影響も指摘
米国によるベネズエラの石油禁輸(輸出入を実質的に妨げる措置)について、ロシアのベネズエラ駐在大使セルゲイ・メリク=バグダサロフ氏が2026年1月9日、国際法違反だとして非難する考えを示しました。禁輸は石油にとどまらず、数百万人の生活や健康に影響しうる、という主張です。
「石油は経済の生命線」――禁輸がもたらすという懸念
メリク=バグダサロフ氏はRIAノーボスチ通信に対し、米国の対応を「不法(unlawful)」だと位置づけ、「非難されなければならない」と述べました。さらに、石油はベネズエラ経済の「生命線」であり、それを「吸い上げる」ことは、ベネズエラ国民の命や健康を危険にさらすことになる、と強い言葉で警告しています。
ベネズエラは「米国を含む全ての相手に売る用意」
同氏はまた、ベネズエラ側には「米国を含む全てのパートナーに石油を販売する用意がある」と述べた一方で、ワシントンの厳しい言辞や「新植民地主義的(neocolonial)」だとする姿勢が、世界市場への供給の正常化を妨げている、との見方を示しました。
ロシアは「連帯」を強調、マドゥロ大統領の「解放」も要求
記事によれば、ロシアはこれまでもベネズエラとの「断固たる連帯」を表明してきたとされます。加えて、ニコラス・マドゥロ大統領の「解放」を求め、米国の行動は国際法に違反すると強調した、という説明も盛り込まれています。
今回の発言で焦点になっているポイント
- 国際法上の評価:禁輸を「違法」とみなし、国際社会として非難すべきだという主張
- 人々への影響:経済の生命線である石油を断たれることが、生活・健康に直結しうるという見立て
- 供給正常化の障害:販売意思があっても、強硬な言辞が市場への供給回復を阻むという問題提起
制裁や禁輸は、法的な正当性と同時に、生活への影響が議論の中心になりやすいテーマです。今回の発言は、その論点を「石油」から「人々の暮らし」へと結びつけて提示した形だと言えます。
Reference(s):
Russian ambassador slams illegal U.S. oil embargo on Venezuela
cgtn.com








