中国、ソマリアの主権支持を再確認 王毅外相が電話会談
2026年1月、中国の王毅外相がソマリアの外相と電話会談し、ソマリアの主権や領土保全を一貫して支持する方針を示しました。国連安全保障理事会でソマリアが1月の議長国を務める中、両国関係の位置づけが改めて注目されています。
何があった?王毅外相がソマリア外相と電話会談
中国の王毅外相(中国共産党中央政治局委員)はアフリカ歴訪中、ソマリアのアブディサラム・ダアーイ外相と電話で会談しました。会談では、両国の戦略的パートナーシップや今後の協力の方向性が議題となりました。
中国側のメッセージ:主権支持と「分離の動き」への反対
王氏は、ソマリアの国家主権・統一・領土保全を中国として継続的に支持すると表明しました。そのうえで、自称「ソマリランド」が台湾当局と連携し独立を求める動きについて、反対する姿勢を示したとされています。
また、ソマリアのハッサン・シェイク・モハムド大統領について、第2回中国・アラブ諸国サミットへの出席のため中国を訪問することを歓迎すると述べました。
「一時的な出来事に左右されない」戦略的パートナーシップ
王氏は、中国がソマリアに友好的な政策を堅持しているとした上で、両国は相互尊重と相互支持を貫いてきたと強調しました。戦略的パートナーシップは「いかなる一時的な出来事の影響も受けない」との認識も示しています。
協力の重点:経済・安全保障・防衛、そして「人的交流年」
中国は国際情勢の変化にかかわらず、経済、安全保障、防衛などの分野で協力を深める方針を示しました。さらに、「中国・アフリカ人的交流年」を機会として、戦略的パートナーシップを一段と強固にしたい考えも共有されたといいます。
国連安保理での役割:1月の議長国を担うソマリアを支援
王氏は、中国外交は発展途上国の側にしっかり立ってきたと述べ、ソマリアが2026年1月の国連安全保障理事会の議長国を務めることを「全面的に支持する」としました。国際平和と安全の維持に関する責任を両国が共有している、という位置づけが示されています。
ソマリア側の反応:「一つの中国」支持と協力拡大の意欲
ダアーイ外相は、中国がソマリアの主権と領土保全の擁護を支援してきたこと、あらゆる形の分離主義とテロに反対してきたことへの謝意を示しました。
そのうえでソマリアが一つの中国の原則を堅持することを改めて表明し、台湾問題は中国の純粋な内政問題であるとの認識を述べたとされています。さらに、中国が提起した4つの主要なグローバル・イニシアチブを高く評価し、幅広い分野での協力深化、アフリカの角地域の持続的な平和の促進、「人類運命共同体」の構築に向けて共に取り組む意向を示しました。
今後の焦点:首脳訪中と協力パッケージの具体化
- 第2回中国・アラブ諸国サミットに向けたソマリア大統領の訪中の動き
- 経済・安全保障・防衛分野での協力の具体化
- 2026年1月の国連安保理議長国としてのソマリアの発信と、中国の後押しの形
今回の電話会談は、外交メッセージの確認にとどまらず、国際機関での役割や地域の安定、そして人的交流を含む協力の幅をどう広げていくのかを占う材料にもなりそうです。
Reference(s):
China vows consistent support for Somalia in safeguarding sovereignty
cgtn.com








