イラン「状況は完全に掌握」 米国は軍事行動含む強硬策を示唆
イランで抗議活動が広がる中、イラン外相は1月12日(現地時間)、「状況は完全に掌握している」と強調し、米国側は軍事行動の可能性を含む「強い選択肢」を検討していると発言しました。緊張が言葉の応酬から次の段階へ進むのかが焦点です。
何が起きているのか:抗議の拡大と「暴力化」
報道によると、イランでは昨年12月下旬から、通貨リヤルの急落や長年の経済的困難を背景に抗議活動が各地で起きています。週末にかけて一部が暴力を伴う事態に発展したとされています。
イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相は12日、テヘランで開かれた各国大使らの会議で、現在の状況は「完全にコントロール下にある」と述べました。国営テレビでも放映されています。
イラン外相の主張:「介入の口実」を作る狙いがあった
アラグチ外相は、抗議活動が「暴力的で血なまぐさい」状況になったのは、米国のドナルド・トランプ大統領が介入するための「口実」を与える意図があった、という趣旨の見方を示しました。
米国側の発言:軍事行動も選択肢に
トランプ大統領は1月11日(現地時間)、イランに対し「非常に強い選択肢」を検討していると述べ、軍事行動の可能性にも言及しました。
大統領専用機内で記者団から「反応を引き起こすレッドライン(越えてはならない一線)をイランが越えたか」と問われると、「越え始めているようだ」と発言。さらに「軍が見ている。我々も非常に強い選択肢を見ている。判断する」と述べました。
交渉の可能性:イランは「公平で相互尊重なら」
トランプ大統領は、イランの指導部が連絡してきて交渉を望んでいるとも話し、「(イランの)指導者たちが電話してきた。交渉したいのだ」と述べています。
これに対しアラグチ外相は、イランは「戦争を求めてはいないが、戦争への備えは十分にある」と述べる一方、「交渉にも用意はあるが、公平で、平等な権利があり、相互尊重に基づくべきだ」と条件を付けました。
情報環境の焦点:全国的なネット遮断と復旧見通し
イランでは全国規模のインターネット遮断が起きているとされ、報道では抗議活動と関連している可能性が指摘されています。アラグチ外相は、インターネット接続は近く国内全体で回復するとの見通しを示しました。
現時点のポイント(整理)
- イラン外相は「状況は完全に掌握」と強調
- 抗議活動は昨年12月下旬から、通貨下落と経済苦を背景に拡大
- 米大統領は軍事行動を含む強硬策を検討と発言
- イランは「戦争は望まないが準備はある」、交渉には「公平・相互尊重」を条件に提示
- 全国的なネット遮断が続く中、当局は近く復旧の見通し
(新華社の情報を含む)
Reference(s):
Iran says situation 'under total control' amid U.S. threat of force
cgtn.com








