米国、ナイジェリアの12/25空爆はISIS標的と説明 現地で異論も video poster
2025年12月25日(クリスマス当日)にナイジェリアで行われた米軍の空爆をめぐり、米国とアブジャは「ISIS(いわゆるイスラム国)の戦闘員を狙った」と説明する一方、攻撃地域にISISが活動しているとの見方は強くないとされ、食い違いが残っています。2026年1月現在も、作戦の実態をめぐる疑問が続いています。
何が起きたのか:公式説明と残る疑問
問題となっているのは、2025年12月25日にナイジェリアで実施された米軍の空爆です。ワシントンとアブジャは、標的がISISの戦闘員だったと述べています。
また、ドナルド・トランプ大統領は「無実のキリスト教徒」が殺害されたと述べ、その加害者とされる勢力を狙った趣旨の説明をしています。
一方で、空爆が行われた地域にISISが活動しているとは考えにくい、という見方もあり、説明と現地認識のズレが論点になっています。
現時点で整理できるポイント
- 実施日:2025年12月25日
- 場所:ナイジェリア
- 米国・アブジャの説明:ISISの戦闘員が標的
- トランプ大統領の発言:「無実のキリスト教徒」が殺害されたとの言及
- 異論:攻撃地域でISISが活動しているとは考えにくいとの指摘
なぜ食い違いが問題になるのか
空爆のような軍事作戦では、標的の特定(誰を狙ったのか)と、その根拠(なぜそう判断したのか)が信頼の土台になります。ところが今回のケースでは、公式説明がある一方で、攻撃地域の「前提」とされる状況認識に疑問が呈されているため、次のような問いが残ります。
- 標的はどのような情報に基づいてISISと判断されたのか
- 作戦の目的は「報復」なのか「脅威の除去」なのか、説明の軸はどこにあるのか
- 米国とナイジェリア側(アブジャ)で、同じ前提を共有できているのか
今後の注目点:説明の更新と検証
2026年に入っても関心が集まりそうなのは、(1)標的認定に関する追加情報の提示、(2)現地での見方とのすり合わせ、(3)当初説明の修正や補強があるか――という点です。軍事作戦の説明は、断片的な情報の積み重ねで輪郭が見えてくることも多く、今後の発表や報道の積み上げが焦点になります。
Reference(s):
US says strike on Nigeria on Dec. 25 was against ISIS, others disagree
cgtn.com








