米国、75カ国の移民ビザ最終判断を一時停止 面接は継続 video poster
米国務省が、ブラジルやコロンビア、ウルグアイなど75カ国の移民ビザ申請について「手続きは進めるが最終判断は保留する」運用を始め、申請者の不確実性が一気に高まっています。トランプ政権下でビザ審査が厳格化するなか、影響は広範囲に及びそうです。
何が起きたのか:面接は続くが「決定」が出ない
米国務省は、75カ国の申請者を対象に、移民ビザの審査手続きのうち最終的な判断(発給・不発給の確定)を一時停止しました。報道によると、面接自体は継続される一方で、結論が出ない状態が続くため、申請者は結果を待たされます。
対象は75カ国:中南米も含まれ、影響は「点」ではなく「面」
対象国には、ブラジル、コロンビア、ウルグアイが含まれるとされています。75カ国という規模は、特定地域だけに限った措置というより、運用変更が広く波及している印象です。
- 国別の影響が読みにくい(同じ地域でも対象・非対象が混在し得る)
- 家族合流や就労・永住計画の見通しが立てにくい
- 申請者だけでなく、受け入れ側(家族・雇用主)にも調整コストが発生しやすい
背景:トランプ政権下で進む「ビザ審査の引き締め」
今回の一時停止は、トランプ政権下で進むビザ審査の厳格化の流れの中で起きています。面接は実施しても最終判断を止める運用は、審査の追加確認や手続き見直しが進む局面で起こりやすく、申請者にとっては「手続きが動いているのに結果が出ない」状態になりがちです。
現場への影響:数千人規模が「待機」に
最終判断が保留されることで、数千人規模の申請者が不透明な待機状態に置かれるとみられます。移民ビザは生活基盤の移転(住居、仕事、教育、家族の合流)と直結しやすく、結論の遅れは次のような形で影響を増幅させます。
- 渡航時期の再調整(退職・入学・契約の変更など)
- 書類の有効期限や追加提出対応の負担
- 長期化した場合の心理的・経済的な不確実性
いま申請者が「注視」したいポイント
最終判断が止まっている局面では、状況が動くきっかけは制度や運用の更新です。申請者側でできることは限られますが、少なくとも次の点は重要になります。
- 面接は継続されるため、求められている手続き・提出物は滞りなく進める
- 保留が長引く可能性を見込み、渡航・生活設計に「幅」を持たせる
- 追加の連絡が出たときに対応できるよう、申請状況の更新をこまめに確認する
2026年1月現在、移民ビザをめぐる運用は「審査の厳格化」とセットで語られやすく、今回の一時停止は、その空気をさらに強める出来事になっています。面接が続く一方で決定が保留される——このねじれがいつ解消されるのかが、当面の焦点です。
Reference(s):
U.S. pauses immigrant visa processing for dozens of countries
cgtn.com








