米国で今季インフル少なくとも1800万件 CDC推計、子どもの死亡32
米国の今季インフルエンザが「想像以上に大きい波」になっています。米疾病対策センター(CDC)が金曜日に公表した推計では、今季これまでに少なくとも1800万件の感染、23万件の入院、9300人の死亡が確認されたとされています。
CDCが示した「今季ここまで」の規模
CDCの推計(今季累計)は次の通りです。
- インフルエンザ患者:少なくとも1800万人
- 入院:23万人
- 死亡:9300人
感染症の「流行の強さ」は、外来の受診動向や検査結果、入院、死亡など複数の指標で見ます。今回の推計は、その全体像を示す数字として注目されています。
流行は高水準だが、直近2週は「減少・横ばい」
CDCによると、季節性インフルエンザの活動は全米で依然として高い水準にある一方、2週連続で減少、または横ばいだといいます。ピークアウトなのか、それとも波が続くのか。今後数週間のデータが焦点になります。
主流はインフルエンザA(H3N2)
今季に多く報告されているのはインフルエンザA(H3N2)です。インフルエンザは複数の型・亜型が同時に広がることがあり、どの型が優勢かによって、地域の医療現場の負荷や、家庭内・学校内での広がり方の体感が変わることもあります。
小児の死亡:1月10日までの週に15人、今季累計32人
CDCは、1月10日までの1週間にインフルエンザ関連の小児死亡が15人報告され、今季累計は32人になったとしています。
さらにCDCは、今季報告された小児死亡のうち90%がインフルエンザワクチンを十分に接種していなかった子どもだったと説明しました。数字は、医療だけでなく家庭の判断やアクセスの問題など、複数の要因が重なって現れる指標でもあります。
「これから」が重なる時期:流行ピークは12〜2月が目安
米国のインフルエンザ流行は一般に秋〜冬にかけて起こり、ピークは12月〜2月になりやすいとCDCは説明しています。1月中旬の現在(2026年1月17日時点)、季節的にはまだ波の中心に近いタイミングと言えます。
CDCは生後6か月以上に今季の接種を呼びかけ
CDCは、今季まだ接種していない生後6か月以上の人に対し、できるだけ早くインフルエンザワクチンを接種するよう呼びかけています。
一方で、流行が高水準のときほど、ワクチン以外の基本的な対策(体調不良時の外出を控える、受診のタイミングを迷ったら相談先を確保しておく等)も、社会全体の負荷を静かに下げる要素になり得ます。
Reference(s):
cgtn.com








