チリ山火事、死者18人に ヌブレ・ビオビオで「国家災害事態」宣言
チリ南中部で広がる山火事をめぐり、ガブリエル・ボリッチ大統領は現地時間18日、死者が18人に達し、さらに増える見通しだと明らかにしました。複数地域で夜間外出禁止(外出制限)も導入され、被害の全容把握と鎮火が急がれています。
死者18人、住宅被害は「1000戸超の可能性」
ボリッチ大統領は、ビオビオ州コンセプシオンで記者団に対し、確認された死者は18人と説明しました。そのうえで「この数字は上昇する」と述べ、被害が拡大する恐れがあるとの見方を示しています。
住宅への被害も深刻です。大統領は暫定的な推計として、ビオビオ州だけで約300戸が焼失したとし、最終的な被害は1000戸を超える可能性があると警告しました。
外出制限(夜間外出禁止)と、被害地域の緊張感
当局は、複数の自治体で外出制限を導入しました。現地の報道対応としては、避難や消防活動の妨げを防ぐ狙いがあるとみられます。
- ペンコ、ナシミエント、ラハ:現地時間17日夕から外出制限を開始
- リルケン:最も被害が大きい地域の一つとされ、地域の約80%が影響を受けた後、外出制限が先行して始まり、期限は「無期限」のまま継続
「レッドアラート」14件、焼失は2万4000ヘクタール超
チリの国家森林公社(National Forestry Corporation)によると、チリでは現在、警戒度が最も高い「レッドアラート」の対象となる活発な山火事が14件あるとされています。全国の焼失面積は2万4000ヘクタールを超え、最大規模の火災はコンセプシオンで約1万600ヘクタール以上が影響を受けたとされています。
ヌブレ州・ビオビオ州で「国家災害事態」を宣言
ボリッチ大統領は、緊急対応を進めるため、ヌブレ州とビオビオ州に「国家災害事態(state of catastrophe)」を宣言しました。これは、災害対応の権限や資源配分を強化し、治安・交通・避難運用などを含めた統合的な対策を取りやすくするための措置と位置づけられます。
いま注目されるポイント(整理)
- 人的被害:死者18人が確認され、さらに増える可能性
- 住居被害:ビオビオ州だけで約300戸焼失、最終的に1000戸超の恐れ
- 火災の規模:レッドアラート14件、全国で2万4000ヘクタール超が焼失
- 社会への影響:外出制限の導入、地域の広範囲が影響(リルケンは約80%)
現地では鎮火活動と避難支援が続く一方、被害の全体像はなお流動的です。今後は、死傷者の増減、外出制限の範囲、焼失面積の拡大状況が焦点になりそうです。
Reference(s):
Chile wildfire death toll rises to 18, state of emergency declared
cgtn.com








