グアテマラ、警察襲撃受け30日間の非常措置 警官7人死亡、刑務所では人質46人
グアテマラで国家治安を揺るがす事件が相次ぎ、ベルナルド・アレバロ大統領が全国を対象に30日間の「包囲状態(非常措置)」を宣言しました。警察への組織的な攻撃で少なくとも警察官7人が死亡し、同時期に刑務所内の暴動で人質事件も発生したためです。
何が起きたのか:警察への連続攻撃と刑務所暴動
当局によると、今回の非常措置は、国家市民警察(National Civil Police)を狙った連携攻撃を受けて決定されました。少なくとも7人の警察官が死亡したとされています。
治安の混乱は刑務所でも起き、ギャング構成員が関与する暴動に関連して、3つの拘置施設で計46人が人質になったと報告されました。
大統領の対応:30日間の非常措置と「交渉しない」方針
アレバロ大統領は、犯罪組織への対処を強化し公共の安全を確保するためとして、30日間の非常措置を宣言しました。政府は今回の暴力を「国家の行動に対する犯罪組織の報復」と位置づけ、声明で「テロリストには屈しない、交渉しない」と強調しています。
3日間の服喪と、刑務所の「統制回復」
大統領は、死亡した警察官を悼み3日間の国家服喪も宣言しました。また、混乱が報告された3つの刑務所については、当局が統制を回復したとしています。
現場は高警戒:警察と軍が全国で展開
内務相のマルコ・アントニオ・ビジェダ氏は、警察襲撃が拘置施設内の暴動と結び付いているとの見方を示し、治安部隊が高い警戒態勢を続けていると述べました。大統領も、国家市民警察と軍が全国で展開し、住民の保護と公共秩序の維持に当たるとしています。
「非常措置」が意味するもの:治安回復と日常のバランス
一般に、非常措置は治安機関の権限や即応性を高める一方で、移動や集会など日常生活への影響が広がる可能性があります。今回、当局は治安回復を最優先に据えていますが、今後は犯罪組織への抑止と市民生活の平常をどう両立させるかが焦点になりそうです。
※本記事は、2026年1月19日現在に公表されている当局発表に基づき、18日(現地時間)の動きを中心に整理しました。
Reference(s):
Guatemala declares 30-day state of siege after attacks on police
cgtn.com








