チリ中南部で山火事、死者18人に 非常事態宣言で大規模避難
チリ中南部のビオビオ州とニュブレ州で森林火災が拡大し、少なくとも18人が死亡しました。現地時間の火曜日、ガブリエル・ボリッチ大統領は「非常事態(catastrophe)」を宣言し、消火と避難支援のためにあらゆる資源を投入する方針を示しています。
いま何が起きているのか:死者18人、火災は未制圧が多数
ボリッチ大統領によると、ビオビオ州とニュブレ州で続く森林火災により、これまでに少なくとも18人が死亡しました。死者数がさらに増える可能性もあるとされています。
- 死亡者:少なくとも18人
- 未制圧の火災:24件(午前9時30分時点)
- 最大の火災:ニュブレ州ランキル市で約2,200ヘクタール焼失
「非常事態」宣言で何が変わる?
大統領はSNSで、両州に「非常事態(state of catastrophe)」を宣言したと発表しました。これにより、消火活動や住民保護に向けて、人員・装備・予算などの動員を加速させる狙いがあります。現場では、被害の拡大を抑えながら、避難の安全確保と支援の優先順位付けが同時に進められます。
避難の現状:ペンコで少なくとも3万人が避難
チリの国家防災・対応サービス(Senapred)のアリシア・セフリアン長官は、特に被害が深刻なビオビオ州ペンコのコミュニティで、少なくとも3万人が避難を強いられたと説明しました。建物などの資産被害については、全容把握が進められている段階だとしています。
火の手はどこまで:ニュブレ州に集中、未制圧が続く
チリの国立森林管理公社によると、未制圧の火災24件のうち、ニュブレ州で9件、ビオビオ州で3件が確認されています。最大の火災はニュブレ州ランキル市で、焼失面積は約2,200ヘクタールに達しました。火災が複数同時に進行する状況では、消火戦力の配分や住民避難のタイミングが難しくなりやすいのが特徴です。
今後の焦点:封じ込め、被害把握、避難生活の長期化
今後の見通しを左右するのは、未制圧の火災をどこまで封じ込められるか、そして被害評価がどの速度で進むかです。避難が長引く場合、生活インフラや医療・福祉支援の継続が重要な課題になります。現地当局は引き続き、住民の安全確保と消火活動の強化を進める方針です。
Reference(s):
cgtn.com







