スペインで鉄道事故が相次ぐ バルセロナ近郊で壁崩落のがれきに列車衝突
スペインで鉄道事故が立て続けに発生しています。バルセロナ近郊での通勤列車事故は、わずか数日前の高速鉄道事故に続く死者を伴う出来事となり、交通インフラの安全性に注目が集まっています。
バルセロナ近郊で何が起きたのか
報道によると、カタルーニャ州バルセロナの西約40キロにあるジェリダ(Gelida)の自治体で、2026年1月20日(火)、通勤列車が崩落した壁のがれきに衝突しました。
カタルーニャ州の市民保護当局は、線路脇の擁壁(ようへき)が線路上に崩れ落ちたことが事故につながったと説明しています。州のヌリア・パルロン内務大臣は、乗客1人が死亡し、37人が負傷(うち5人が重傷)したと述べました。
原因は嵐か――インフラ側の説明
スペインの鉄道インフラ運営会社アディフ(Adif)は、嵐により壁が倒壊し、がれきが生じたと説明しています。これを受けて、カタルーニャの通勤列車は運休となりました。通勤時間帯の移動手段に直結するため、影響は広がりそうです。
2日前の高速鉄道事故の衝撃が残るなかで
今回の事故が重く受け止められているのは、1月18日(日)に南部アンダルシア地方で高速鉄道同士が衝突し、42人が死亡したと伝えられているためです。スペインでは10年以上で最悪規模の鉄道事故とも報じられています。
事故が続いたことで、単発の不運として片づけにくくなり、設備点検や防災対応、運行判断の在り方など、複数の論点が一気に表面化しています。
王室も現地へ――救護と説明責任が問われる局面
報道では、1月20日(火)にはスペイン国王と王妃が、1月18日(日)の高速鉄道事故の現場を訪れたほか、負傷者の見舞いも行ったとされています。高速鉄道事故では負傷者が120人以上にのぼり、37人が入院中と伝えられました。
今後の焦点:自然災害と交通安全の交差点
今回のバルセロナ近郊の事故は、嵐という自然要因が示される一方で、鉄道網は日々の生活を支える基盤でもあります。今後は次の点が焦点になりそうです。
- 擁壁や斜面の点検頻度と補強の優先順位
- 悪天候時の運行規制(徐行・運休判断)の基準
- 事故後の代替交通や情報提供の分かりやすさ
- 高速鉄道事故を含む一連の出来事に対する調査と再発防止
数日間で相次いだ重大事故は、移動の便利さの裏側にある「安全の設計」を、静かに、しかし強く問いかけています。
※本記事は、提供された情報断片に基づき構成しています。
Reference(s):
Second deadly crash in Spain as train smashes into collapsed wall
cgtn.com








