東京電力(TEPCO)が2026年1月21日、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所6号機を再稼働させました。2011年の福島第一原発事故以降、TEPCOの原子炉が運転に戻るのは初めてで、規制の手続きと地元の受け止めが改めて注目されています。
何が起きたのか:6号機が21日夜に核反応を開始
TEPCOによると、柏崎刈羽原発(7基構成)の6号機は、東京の北西約220キロに位置する同発電所で、21日午後7時すぎに核反応を開始しました。同日、原子力規制委員会の承認を得て試運転を進めるとしています。
再稼働は1日延期:テスト中の警報不具合が影響
当初は20日に再稼働を予定していましたが、試験運転中の警報の不具合を受けて延期していました。結果として、21日に再稼働に踏み切った形です。
「地元の賛否が割れる中での再稼働」—意思決定の経緯
住民の意見が割れていることを示す調査がある一方で、新潟県の花角英世知事は2025年11月に再稼働を容認し、県議会も翌月に追認しました。今回の再稼働は、こうした県レベルの手続きの積み重ねの上にあります。
柏崎刈羽とは:最大8.2ギガワットの「世界最大級」原発
柏崎刈羽原発は、フル稼働時に8.2ギガワットの発電能力を持つとされる、世界最大級の原子力発電所です。2011年3月の福島第一原発の炉心溶融事故を受け、同発電所を含む日本国内の原子炉が停止した経緯があります。
今回のポイント:規制の承認と、社会的な納得感は別の軸
21日の動きは、「規制当局による承認」と、「地域社会が感じる安心・納得」が必ずしも同じテンポでは進まない現実を映します。再稼働の是非そのものだけでなく、次のような論点が残り続けます。
- 手続き面:原子力規制委員会の承認を受けた試運転が、どの段階まで進むのか
- 運用面:警報不具合のようなトラブルが、運転計画にどう影響するのか
- 地域面:賛否が割れる中で、説明や対話がどう積み重ねられるのか
再稼働はゴールではなく、運転のプロセスそのものが見られる局面に入ったとも言えます。今後、試運転の進行や運転の安定性、そして地域の受け止めがどのように変化するのかが焦点になります。
Reference(s):
Japan's TEPCO restarts nuclear reactor despite local opposition
cgtn.com







