トランプ氏がダボスで「Board of Peace」発表 参加メンバーと仕組みは? video poster
2026年1月22日、ドナルド・トランプ米大統領がダボスの壇上で、新たな国際紛争の解決枠組みとして「Board of Peace(平和委員会)」の立ち上げを発表しました。ガザを起点に、より広い紛争へと役割を拡大させる構想だといいます。
「Board of Peace」とは何か
トランプ氏が「Board of Peace」を初めて提案したのは昨年9月(2025年9月)で、当時はガザでの戦闘への対応策として打ち出されました。その後、対象はガザに限らず、世界の他の紛争にも広げる考えを明確にしたとされています。
特徴は「任期」と「資金」の設計
- 加盟国の任期は原則3年
- ただし、各国が10億ドルを拠出して活動資金を支える場合、恒久メンバーになれる
国際機関や多国間協議の枠組みでは、加盟・拠出・発言力のバランスが常に焦点になります。「資金拠出による恒久化」という設計は、参加国の顔ぶれや実効性を左右しうるポイントです。
ダボスでの発言:国連との「連携」も強調
トランプ氏は発表の場で、「これは米国のためではなく世界のためだ」「(理事会が)完全に形成されれば、やろうと思えばかなり多くのことができる」と述べたとされます。さらに「国連と連携して行う」とも語り、国連には「十分に活用されていない大きな可能性がある」と付け加えました。
この「国連への言及」は、当初ガザ戦争の終結支援を想定していた枠組みが、より広い役割を担うことへの警戒感(特に欧州での懸念)を意識したメッセージだった可能性がある、と伝えられています。
なおトランプ氏は前日、グリーンランドの獲得に武力を用いないと述べたとも報じられています。
「誰が入って、誰が外か」——現時点で分かっている顔ぶれ
今回、ホワイトハウスが「創設時の執行委員会(Executive Board)」として名前を挙げたのは、次の4人です。
- トランプ氏(議長)
- マルコ・ルビオ米国務長官
- スティーブ・ウィトコフ氏(トランプ氏の特使)
- トニー・ブレア元英国首相
- ジャレッド・クシュナー氏(トランプ氏の義理の息子)
一方で、どの国が参加に同意したのか、あるいは参加を断ったのかといった「加盟国レベルの賛否」については、提示された断片情報の範囲では具体名が確認できません。現段階では、まず執行側の中核を先に置き、参加国の枠組みを「これから完成させる」設計であることが読み取れます。
これから注目される論点
構想のインパクトが大きい分、焦点になりそうな点もいくつかあります。
- 国連との関係:連携と役割分担はどう設計されるのか
- 資金と恒久メンバー:10億ドル拠出が参加国の構成や意思決定にどう影響するのか
- 対象の拡大:ガザ以外の紛争にどう関与し、どこまでを任務範囲とするのか
「平和」を掲げる枠組みは多く存在しますが、権限・資金・正統性の置き方で性格が大きく変わります。「Board of Peace」が国際政治の中でどの位置を占めるのかは、参加国の顔ぶれと、国連との具体的な連携の形が見えてきた段階で、より輪郭がはっきりしそうです。
Reference(s):
cgtn.com








