米国で広範囲の冬の嵐、14州以上が非常事態宣言 欠航も拡大
米国で広域の冬の嵐が南部から北東部に向けて進み、少なくとも14州の知事が非常事態宣言を出しました。雪や凍結性の雨による停電・交通まひが、今週末から来週初めにかけて現実味を帯びています。
何が起きているのか:南部〜北東部まで「一つの嵐」が覆う
報道によると、米国を横断する大規模な冬の嵐のシステムが接近しています。影響範囲は「サザンプレーンズ(南部平原地帯)から北東部まで」に及ぶとされ、南部から北東部にかけて危険な路面状況や厳しい寒さが懸念されています。
非常事態宣言は「備えを前倒しする」ため
ABC Newsのライブ更新などによれば、少なくとも14州が非常事態宣言を発令しました。例としてテキサス州、ジョージア州、カロライナ両州を含む複数の管轄で命令が発動され、資源の動員や対応チームの事前配置を可能にする狙いがあります。
- 除雪・融雪(路面凍結対策)体制の強化
- 停電や立ち往生に備えた緊急対応の前倒し
- 危険が高まる時間帯を見据えた人員・物資の事前展開
米国立気象局(NWS)の見通し:雪・氷・凍結性の雨
米国立気象局(NWS)は、広い範囲で大雪、降雨の凍結(凍結性の雨)、着氷を伴う可能性があると予報しています。数千万人規模の住民にとって、移動の混乱、送電線への着氷による停電、危険な寒さが重なるリスクが指摘されています。
交通への影響:欠航・遅延がすでに拡大
航空各社や旅行関連サービスでは、嵐に備えた運航調整が進み、欠航や遅延が増えています。ABC Newsの更新では、嵐の到来前の段階で1400便以上が欠航になったと伝えられました。気象警報の対象が米国人口の大部分に及ぶとされるなか、空港だけでなく高速道路・鉄道など広い交通網で影響が広がりうる状況です。
影響人口は「1億7000万人超」の可能性
全国メディアの報道として、この嵐は1億7000万人を超える人々に影響し得るとされています。中部・東部では大雪が見込まれ、南部の一部では広範な着氷が予想されています。雪よりも氷の方が、停電や倒木、通行止めを引き起こしやすい点が、今回のポイントの一つです。
当局が呼びかける「直前の準備」
当局は、影響を受ける地域の住民に対し、備えを終えること、必需品を確保すること、状況が改善するまで不要不急の移動を控えることを求めています。具体的には、次のような行動が想定されています。
- 停電に備え、充電・照明・暖を取る手段を確認する
- 路面凍結を見込み、移動計画を見直す(運休・通行止めの可能性)
- 数日分の生活必需品を点検し、無理な買い出しや外出を避ける
広域災害では、ピーク時だけでなく「前後の移動」と「復旧の遅れ」が生活に効いてきます。非常事態宣言の背景には、被害の発生を前提にするのではなく、被害を小さくするために“時間を買う”という判断が見え隠れします。
Reference(s):
Dozens of U.S. states declare emergency due to widespread winter storm
cgtn.com








