ロシア、日本人14人を「戦犯」再認定 90年代の判断を撤回
ロシア外務省は2026年1月30日(現地時間)、第二次世界大戦期などに旧ソ連に対する破壊工作や諜報活動に関与したとして、日本人14人を「戦犯」として再認定したと発表しました。1990年代にいったん覆された有罪判断を、改めて無効化した形です。
何が発表されたのか
発表したのはロシア外務省で、同省報道官のマリア・ザハロワ氏が説明しました。ロシア当局が、1990年代に「有罪判断を覆した決定」を取り消し、14人について戦犯認定を再び有効にしたとしています。
「再認定」のポイント:1990年代の見直しを、さらに見直す
ザハロワ氏によると、今回の手続きは「過去に行われた免罪(名誉回復)に当たる判断が適切だったか」を再点検する流れの中で行われました。再調査(レビュー)の結果、14人はいずれも免罪の基準を満たしていないと確認された、としています。
ロシア側が挙げた関与内容
ロシア外務省の説明では、対象者は日本の降伏後の1945年以降も含め、旧ソ連に対する破壊工作や諜報活動に関与したとされます。さらに具体例として、次のような主張が示されました。
- 「旧ソ連の情報機関の協力者」とされる人々への拷問
- 旧ソ連や他の国々に生物兵器を投入する計画への関与
いずれもロシア側の提示する事案であり、今回の発表は「歴史的事実の掘り起こし」と「法的評価の再整理」を同時に進める姿勢を強くにじませています。
背景にある「記録化」の動き
ザハロワ氏は、ロシアが長年にわたり日本の軍国主義に関する資料の収集・文書化を続けているとも述べ、新たな情報が、当時の行為がロシアやアジアの国々にもたらした悲劇を示していると主張しました。
今後の焦点:歴史と外交の交差点
今回の「再認定」は、法的な扱いの話にとどまらず、戦後史の語り方や外交上の温度感にも影響し得ます。今後は、ロシア側がどのような追加資料を示すのか、また日本側がこの動きをどう受け止めるのかが注目点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








