ナイジェリア軍、ボルノ州急襲でボコ・ハラム幹部と武装勢力10人殺害と発表
ナイジェリア軍は2026年2月1日、北東部ボルノ州での夜間作戦により、武装勢力ボコ・ハラムの幹部1人と少なくとも戦闘員10人を殺害したと発表しました。軍は「組織指導部への大きな打撃」と位置づけ、掃討作戦を継続するとしています。
軍が公表した「標的」:サンビサ森林の“ナンバー2”
軍の声明によると、殺害された幹部は「アブ・ハリド(Abu Khalid)」で、ボルノ州のサンビサ森林(Sambisa Forest)におけるボコ・ハラムの「第2位の指揮官」と説明されています。軍は、同人物が現地での作戦や兵站(補給・移動など)を取りまとめる重要人物だったとしています。
作戦は土曜深夜に実施、武器や物資を回収
作戦は1月31日深夜に行われたとされ、軍は武器・物資を回収したと発表しました。回収品には、銃器に加え日用品も含まれており、現地での長期活動の一端がうかがえます。
- AK-47小銃 5丁
- 弾倉(マガジン)
- 自転車
- 食料品
- 医療用消耗品
軍は、自軍側に死傷者はいなかったとしています。
掃討作戦は継続へ:ISWAPも念頭に
軍は今後について、北東部の複数の「重点地域」で掃討(クリアランス)作戦を続けると説明しました。対象地域として、サンビサ森林に加え、マンダラ山地(Mandara Mountains)も挙げています。
また軍は、ボコ・ハラムだけでなく、分派とされる「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」の戦闘員も標的にするとしています。ISWAPは、地域の治安情勢をさらに複雑にしてきた存在として知られ、軍は残存勢力の排除を急ぐ構えです。
10年以上続く紛争の「現在地」
ナイジェリアでは、ボコ・ハラムとISWAPをめぐる紛争が10年以上続き、レークチャド(Lake Chad)周辺の広域で多数の死者と大規模な避難を生んできました。軍は繰り返し攻勢を続けてきた一方、両勢力は民間人や治安部隊、周辺地域への攻撃を続けているとされ、治安回復の難しさが改めて浮き彫りになっています。
今回の発表は、指揮系統への打撃を強調する内容でした。今後、現地での攻撃頻度や避難状況にどのような変化が出るのか、軍の作戦継続とあわせて注目されます。
Reference(s):
Nigerian army kills Boko Haram commander, 10 militants, in Borno raid
cgtn.com








