ミラノ・コルティナ2026直前:フェルナンデスが語る「家族」とスペイン旋風 video poster
2026年2月現在、まもなく開幕を迎えるミラノ・コルティナ2026。フィギュアスケートは「美しさ」と「表現」の競技として、今大会でも注目の中心になりそうです。
世界が熱狂するフィギュア――北京2022の記録を追い風に
フィギュアスケートは長い歴史の中で、多くの観客を惹きつけてきました。世界中に熱心なファンを抱え、中国本土の北京で行われた北京2022冬季五輪では、過去最多となる20億人が視聴したとも伝えられています。
その熱量を引き継ぐかたちで、イタリアのミラノ・コルティナ2026は、さらに高難度のジャンプ(トリプル、クワッド、そして「クワッドアクセル」といった言葉で象徴される挑戦)を掲げ、競技の“次の景色”を目指します。
スペインの道を切り開いた男、ハビエル・フェルナンデス
CGTNの取材に応じたのは、フィギュアスケート界のレジェンド、ハビエル・フェルナンデス。サッカー人気が圧倒的なスペインで、フィギュアの存在感を押し広げた先駆者として語られています。
2015年、中国本土・上海での世界王者。そして2018年の五輪メダル
フェルナンデスは2015年、中国本土・上海で行われた世界選手権で、スペイン初の世界王者に。さらに韓国で開催された平昌2018冬季五輪では、スペイン唯一の五輪メダルを獲得しました。
本人が「美しかった」と振り返るのは、上海での初優勝。しかし、いちばん大切な記憶として語られたのは、結果そのもの以上に「家族と共有できた瞬間」でした。
フェルナンデスは取材で、家族が大舞台に立ち会ってくれたことの意味をこう表現しています。
- 愛する人と「その瞬間」を分かち合えることは、言葉にしがたいほど大きい
- 五輪でメダルを獲った時は、家族のほうが自分以上に喜んでいたように思える
ミラノ・コルティナ2026で「初の5人」――レガシーが、いま形に
今大会では、スペインのフィギュア選手5人が初めて出場権を獲得したといいます。フェルナンデスが築いた道が、個人の栄光にとどまらず、次の世代の“出場枠”という具体的な成果に結びついた点は象徴的です。
そして彼は現在も、新しい世代のスペイン選手たちをコーチとして支え、モチベーションを与える側に立っています。トップ選手の時間が「競技人生」で終わらず、競技文化の厚みへと変換されていく。その過程が、今回のエピソードから静かに伝わってきます。
見どころは「技の進化」だけではない
ミラノ・コルティナ2026のフィギュアは、ジャンプの難度や得点だけでなく、誰とその舞台を共有するのか、そして一人のスターが競技全体に何を残すのかという物語でも注目を集めそうです。
家族の記憶、国の競技地図の変化、次世代へのバトン。リンクの上の数分間に、積み重なった年月が凝縮される――そんな冬の大舞台が、いよいよ目前です。
Reference(s):
Get your skates on! Winter Olympics preview with Spanish trailblazer
cgtn.com








